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常歩

もうすぐ大寒なのに、こんなに暖かくていいの? いやいや、1月がこのままのはずはない、きっと騙されてる、そんな気持ちになる。上の写真は今日の浦河。雨が降って、地表近くに霧がかかり、幻想的だった。

このところ、最高気温がプラスという日が続いている。馬の手入れをするにも、手が悴むこともないので、気持ちが楽だ(わけもなく笑いたくなるくらい)。体に変に力を入れて我慢しなくていい心地良さ。弛緩って言葉がぴったりかもしれない。

明日からまた最高気温はマイナスの予報なので、この暖かさを今日は楽しみたいと、久々にランチに出かけた。今日の道路は凍結の心配がないからね。(普段は運転が下手なので、こもりがちなんです。)

常歩

今年に入って、主に常歩での練習時間を多くとっている。これまでは常歩はウォーミングアップとクールダウンという位置付けだったが、正確に曲がったり、輪線を描いたり、つまり基礎の基礎に戻って、新たな気持ちで臨んでいる。そしてこれが楽しい。

毎日、横木を色々な形に置いて、自分が思っているところをきちんと愛馬に歩いてもらうわけだが、これまでいい加減に乗ってきたことがよーくわかって、毎日いろんな発見がある。常歩のスピードコントロールもとても練習になる。常歩でサクサク、速歩になりそうになるけどさせずに常歩というのをもっと上手になりたい。(そうすると触れるだけですぐに速歩が出る。)

なんとなくやるのと、あるいはなんとなくできるのと、意識してやるのではずいぶん違うのだなぁと今更ながら学んでいる感じだ。

副産物

しかも、常歩で長く練習すると、色々な馬にとって怖い音にも対処しやすい。常歩は乗ってる私も心に常に余裕があるからだと思う。そして馬もその音に慣れてくるので、急なパニックになりにくいように思う。最後に速歩や駈歩もするのだが、その時に前ならここで走り出したと思うところでも、以前より馬が落ち着いていると思う。

冬の練習として、なんかとっても良くて、楽しく乗れているのが嬉しい。それに屋内馬場はやっぱりいいなぁ。軽井沢は外しかなくて、本当に寒かったし、こんなに気温が上がったら、水田みたいになってしまっていた。今、放牧に戻す時、まさに水田状態。今日は長靴が脱げそうになった。



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