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大会終わって日は暮れて

ばっちりと快晴の中、浦河町の秋の町民乗馬大会が行われた。会場の乗馬公園の方々の、昨日雨が上がってから(15時過ぎ)の整備のお陰で、大きな水たまりもなかった(本当に有難うございます)。

朝8:30からミーティングがあって注意点とか選手の変更等を共有。最初の競技は9時スタート。私が出るクロス障害は11:40からの予定なので、だいぶ時間がある。何しろ、自分の馬で出るのが初めてなので、何時くらいに隣の牧場から連れて来て(愛馬用にパドックが確保されていた)、馬装をし、準備すれば良いのかもわからない。

雰囲気に慣らすために早めに連れて来たら、いきなりサンシャインパドックの中でゴロンとしっかり砂パック。それだけ落ち着いているということなのだと思うが、これは乾くのを待ってブラシをかけないとなぁとしばしぼーっと眺めてしまった。

幸い、ずっと指導をボランティアでしてくださった方が来てくれた(深謝)ので、あとは何が何だか自分ではよくわからないまま、ことは進み、気づいたら、準備馬場で乗っていた。スタンドの拍手に多少興奮していたが、総じて馬は落ち着いていた。

自分も落ち着いているつもりだったのだが、いざスタートしてみると馬がいつもより速い。ただおさえれば良いのに、想定外のことで(むしろ動かないことばかり心配していた)、どうしようと思いながらも、そのまま行かせてしまって、ここはブレーキと言われていたところで、大きくオーバーラン。リズムがすっかり崩れて、あとはもう反省することばかり。とてもここに書く気にはなれない。練習通りにはできないものだなぁ。

愛馬と私の初挑戦は残念な結果だったけど、障害は全部ちゃんと飛んだし、諦めずに最後まで回ってきてフィニッシュラインは切ったのだし、何より準備して愛馬と大会に出るという経験ができたことが本当にしみじみ嬉しいと言うか、有り難かった。たくさんのことを学んだ。直したいと言うか、これができるようになりたい、ならないとならないことが具体的かつ切実な思いとして刻まれた感じ。

自分の馬がいても、乗馬クラブに所属していないとなかなか大会まで目指すなんてできない。しかも私は乗馬が下手な上に全くの一人、個人。助け合う仲間、相談相手もいなくて去年の今頃は途方にくれていたことを思うと、色々な人に助けられ、支えられ、また浦河に町民乗馬大会があることで目標もできて、こうして愛馬で大会に出られたことに深い心からの感謝を感じずにはいられない。感無量。

さぁて次は来夏の町民乗馬大会だな。頑張ろうっと。




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