見出し画像

名前は大事

仔馬の成長は早い。遠くから見ていても大きさがどんどん変わって、あれ、仔馬は?と探してしまう。

最初は母馬が他の仔馬が近づくと追い払っていたが、成長するに連れ仔馬同士で少しずつ距離を縮めて、今朝見たら挨拶を交わしていた。なんか微笑ましい。仔馬の世界が広がって行くのを見届けている気分。

今日は天皇賞

これまでずっと応援してきたカレンブーケドールにGIを勝たせてあげたい、そう強く願って単複応援馬券を買って観戦した。ずっと好位置につけ、最後手応え良さそうに抜け出し、これは行かれるか、と思ったが、3200mはやっぱり長かったのかなぁ。惜しくも3着。

アーモンドアイも名前から

私にとって、応援する馬は名前が決め手。響きとか、言いやすさとか、馬の印象と合致するかなど、名前が気に入って、レースを見て、いい走りだとその馬を応援する。アーモンドアイ2戦目が、私の競馬デビューで、名前が気に入って、ずっと応援し、楽しい時を過ごさせてもらった。

コントレイルは飛行機雲

ドラマ「空飛ぶ広報室」が大好きで、そのエンディングの安室奈美恵の「Contrail」という曲が好きだったので、コントレイルという馬名を見て、これは応援するしかないと思い、去年、たくさん良い夢を見させてもらったと感謝している。もちろん、これからも応援する。

残念

映画のタイトルや本の題名もとても大事だと思う。すごくいい映画でもタイトルが残念なばかりに、あまり話題にならなかったりする。私の大好きな映画に「世界にひとつのプレイブック」というのがある。原題は”Silver Lining Playbook”だ。どうしてこういう訳になったのかはわからない。SMAPの歌の影響だろうか。乗馬でオリンピック金メダルをとったJappeloupという馬の名前が原題の映画も「世界にひとつの金メダル」となっていて、二番煎じ感が否めない。

Silver Liningは雲の後ろから光が当たっているような様子から希望の兆しという意味だし、Playbookはアメフトとかの作戦パターンとかを書いた作戦帳が原義だと思う。ITの世界ではPlaybookは自動化の際の手順のことを指すのだが、日本人にはわかりにくい。原題を訳すのに苦労したのではないかと思う。でもプレイブックって何?ってほとんどの人が思うんじゃないかな。題名見てもピンとこない。響かないと思うのは私だけ? 映画が良かっただけに残念。

画像1

馬の本でも

K.M.ペイトンというイギリスの作家は馬が登場する児童書を何冊も書いていて、どれも面白かったが、中でも「フランバース屋敷の人びと」というシリーズが興味深いのだが、その1巻目の邦題が「愛の旅立ち」。なんでー? 原題は単に"Flambards"。恋を夢見るヤングアダルト向けだからこの題にしたのかな。

画像2

この作者は馬の動きとか、狐狩りや乗馬の表現が躍動感溢れるというのだろうか、臨場感があるというのだろうか、とても上手で、ストーリーも面白かった。しつこく馬の本を探していなかったら、出会わなかったし、この題では手に取るのも躊躇というか、図書館で借りるのがちょっと恥ずかしかった。(児童書をよく借りること自体、ちょっと怪しいし。)

とはいえ、受ける印象は人それぞれ。毎日Noteを書いていて、タイトルは難しいと感じているだけに、成否を左右するものだが、裏には色んな苦労があるのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?