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秋晴れの遠乗会

昨日は遠乗会(えんじょうかい)だった。ものすごく天気が良くて、風もなく、暑くも寒くもなく、最高の遠足日和。馬に乗っての散歩日和だった。

野次馬

まずは朝、放牧地の愛馬を迎えに行ったのだが、ちょうど町内では歩道とかのごみを拾う活動が行われていて、下の写真でわかりにくいかもしれないが、看板の下に人がいて、溝におちていたごみを拾っている。愛馬は野次馬よろしく、その人にくぎ付け。絶対に私のことも見えているし、声も聞こえているのに、ガン無視。目が離せないとは、このことね、という感じだった。

出発

馬装をして、馬運車に乗ってJRAへ向かう。愛馬も含めて4頭、乗馬公園から参加した。

BTC

JRAの屋内馬場で、先に出発したポニー少年団たちの進行具合を無線で確認しながら、JRAでいつも練習している中高生の少年団と一緒に隊列を組んで出発。BTC(軽種馬育成調教センター)の展望台へと向かう。BTCは渋谷区ほどの広さがあり、坂路や走路など色々な競走馬の育成、調教に使える施設が整っている。育成馬は登録をして日々の利用料を支払って、ここで調教をするのだが、愛馬のような外部の乗用馬は入れない。だから、この遠乗会は貴重な機会で、すごく楽しみにしていた。いわば、自分の馬で最高に気持ちの良い、広いところに外乗に行くわけです(前の晩、遠足前夜の小学生みたいに早くに寝すぎて、かえって眠れず、何度も起きて時計をみてはまた寝る、を何度繰り返したことか。。)

展望台の先にはグラス走路の調教ができる、まっすぐな8ハロン(1600m)の直線コースがあり、アエルの外乗コースとして人気があるのだが、今回はその手前の下の写真の右の林みたいなところを通り抜けて戻ってくるコースだった。

去年は乗馬公園の馬が参加しなかったので、私も参加できず(馬運車の手配等々のため)、その前の年はコロナで中止だったので、遠乗会に参加するのは実は今年が初めてだった。去年は駈歩班と速歩班にわかれて走ったと聞いていたが、今年はずっと常歩だった。

駈歩とか速歩とかだと、こうした柵のない広い場所だと、馬をうまくコントロールできていないと、馬が勝手に走り、1頭が走り出すと、全頭走ったりするので、リスクがある(実際にそういう年があったと聞いた。外乗が初めてというJRA少年団の中学生もいる。屋内馬場でうまく乗れていても、外と屋内馬場では全然違ったりする)。愛馬と私は初めての参加だったので、特に私が緊張したが、常歩だけだったので、手綱もゆるゆるにして、色づき始めた木々を見ながら、気持ちのいい天気の下、チームラムセスの同志の人と横に並んで話しながら歩いたりと、本当に楽しかった。坂路の横のきつい坂の上り下りも、とてもいい練習になったと思う(下りでは滑ると人馬転するから気を付けるようにって言われたんです)。

これで浦河町の馬に関する今年の行事はおしまい。最後に本当に気持ちのいい騎乗ができて、とても幸せだった。


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