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馬が何に驚くかは謎

スケートリンクではなく、これは駐車場です。今日もツルツル。見慣れてきたけどね。

見慣れていても

レッスン8日目。馬装して馬房から丸馬場へ引いて行くと、今日は丸馬場入り口数メートル手前でピタっと止まった愛馬。いつもとなんら変わらない、見慣れた景色だと思うのだけど。。

驚くときは驚く

足だけが見えていた隣の牧場の馬に突然気づいたらしい。しばらくフリーズ。風避けの壁で寒さをしのぐ姿は今日だけじゃないんだけどなぁ。馬が何に驚くかは摩訶不思議。両目で見る人間とは違う風に見えているんだろうな。

私の下手な舌鼓(ぜっこ)で、というよりは、自ら納得したらしく、動き出した。舌鼓ってうまくできなくて、師匠にもホテルで練習しましょう、と言われている。

順番

今日も調馬索。一人でやるようになった時は、まずは左回りで常歩→速歩→常歩、その後調馬索を付け替えて、右回りで常歩→速歩→駈歩→速歩→常歩、また調馬索を付け替えて左回りで常歩→速歩→駈歩→速歩→常歩と馬を動かして行く、と師匠。面倒だからと左回りで一気に駈歩までしてしまわないで、左右両方を均等に動かす意味でも、調馬索を頻繁に付け替えない意味でも、この順番で行うと良いとのこと。

馬は本当によく見ている。師匠がちょっと屈むそぶりをしたら、追い鞭を掴むと理解して、駈歩しだした。その急変ぶりがおかしかった。ヤベェって聞こえてきそうだった。先生の見てないところでサボる系なのかな?

急に止めない

調馬索の運動が終わったら、馬を円の中央、自分の近くに誘う。引っ張って力任せに引き寄せるのではない。引っ張って顔をこちらに向けてしまうとそこで止まってしまうので(私が前にいたら止まり、横にいたら動くのが基本サイン)、むしろ、速度が落ちて、ゆっくりと止まりそうなところを見計らって私が馬の前に移動して止める。

軍隊でも「全体、止まれ」と号令がかかって、1、2と足踏みをして止まるから止まれる(ドミノ倒しにならない)。そんな感じかな。競馬のパドックの「とまーれ」というお馴染みの掛け声にも意味があるのだな、きっと。馬は急には止まれないから、急には止めない。シンプルだ。

騎乗

中央で調馬索を外して、ひねってあった手綱を解く。これを忘れてはいかん。乗ってからでは外せないからね。(実は今日、失念してしまった。)

師匠には基本、馬の扱いを叩き込んでもらうのだが、最後に乗馬の指導もしてくださる。ここはおまけ。これが楽しい。乗馬と育成での騎乗を融合させたような指導というか、乗馬とか育成とか、そういった垣根のない馬に乗ることを丸ごと捉えたような、英語のholistic(全的)がぴったり当てはまるような感じ。どうしてですか? と聞くと必ず理由を答えてくれる。本当に有難い。

#馬 、#乗馬、#調馬索、#浦河、#浦河移住






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