見出し画像

2回目の妊娠と流産⑤

流産と言われた翌日。
再度産婦人科を受診し
子宮内を詳しく診察されました。

「手術が必要な状態ではないので
 飲み薬で様子をみましょう。」

淡白な先生でした。

もちろんそれでいいのかもしれません。
でもそのときの私には淡白すぎました。

「なんでだろう…。
 私のお腹はそんなにも居心地が悪いのかな。
 子供が授かれない私は
 存在する意味はあるのだろうか。」

病院まで迎えにきてくれた主人の隣で
私はそう考えていました。

主人を父親にできないかもしれない。
義両親に孫を抱かせて
あげられないかもしれない。

今ならまだ間に合うから
主人には新しい奥さんを迎えてもらったほうが
主人の人生にとって
良いことかもしれない…。

離婚が最善の決断で
それは早く伝えたほうがいいのでは。

家に帰ってから
そう考え始めました。

私が悪いのだから。