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2回目の妊娠と流産④

3回目の検診は
2週間後に予約を取っていました。

2回目の検診の際に
出血している間は思い切って
お仕事はお休みしてくださいと
主治医にアドバイスを受けたため
私は会社に事情を説明し
1週間お休みを取りました。

とにかくゆっくり過ごそう。
家事も休み休みにして
重い物は持たないようにしよう。

注意しながら過ごしました。

私はもう一人の体じゃないから。

そう過ごしていたある日。
6w5d。
朝から何となく不調を感じていました。

「なんだかダルいな…。」

スーパーに行くつもりだったけど
行くのはやめて
主人を送り出してからは
ずっと一人で横になっていました。

お昼。
赤い血が出ました。
今までの出血は褐色。
それが鮮血に変わってきました。

イヤな予感。

とにかく様子を見よう。

夕方。
鮮血の量が増えていき
生理痛のような痛みが出てきました。

その時すでに私の頭には
流産と言う2文字が浮かんでいました。

だんだんと強くなる腹痛。

主人に連絡し
産婦人科の夜間外来を受けに
一人車を走らせました。
半泣き状態でした。

病院に着くと
20分くらい待ち
先生が診察をしてくれました。

「もう出てきていてね…
これがもとに戻ることはなくて
 今出てきているものを
 簡易的に取り除く処置はできますが。」

「流産と言うことですか?」

「そうですね…」

そこから先は覚えていません。
薬を貰って帰ったことは
覚えています。

進行流産でした。

3日前に心拍が確認できたのに…

もう私は母親にはなれないんだと
そう強く思いました。

全部自分のせいだと。