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#joy


ミュージカル「ボディガード」

大千穐楽から2日。

未だ身体の至る所から悲鳴が聞こえる。

こんなにも毎日自分の身体を隅々まで使ったのは

もう何年振りだったんだろう。笑


昨年11月の歌稽古から、約3ヶ月。

と、こうして文字にすると毎度、3ヶ月が果たして

短かかったのか、長かったのかと。

ものすごい短い日数で、

とんでもない時間が生まれた経験を思い出すと

稽古日数や過ごした時間の多さが

全てではないとわかっているんだけど。

短かろうが長かろうが、

やっぱり舞台の稽古本番期間は、

濃度と経過速度が本当に凄いなーと改めて。

充実したあっという間の3ヶ月、でした。

(って言えばいいのに笑)


そしてこのコロナ禍という世界で

3ヶ月、止まることなく走り続けるというのは

本当に困難なことで、

奇跡と言いたいところですが、

沢山の方の血の滲む努力と忍耐あってこそ。

迅速な対応で、数々の窮地を救って下さった

スタッフの皆様には、まず大きな拍手と感謝を。

そして、どんなに大変な状況でも

「大丈夫!できる!」と互いに励まし合い

手を取り合ってここまで来れた、

チームの強い結束力と、ポジティブエネルギー。

そして、ここまでやれるだけ尽くしたのだから

あとは信じて祈って、一回一回燃え尽きるだけだー!

という凄まじい気合いとエネルギー。

大変な時こそ笑っていよう!と言わんばかりに

至る所で飛び交う笑い声。笑

そんなチームの明るさにも、沢山心救われ、

この素晴らしいチームワークに

感謝が尽きない日々でした。



残念ながら演出のJoshuaは来日が叶わず、

リモートでの参加。


大好きで何度見返しているかわからない

マリリンモンローのミュージカルの制作舞台裏、

人間模様を描いた海外ドラマ「SMASH」。

このドラマに出てくる数々の素敵なナンバーを

振り付けていたのがJoshua。


当たり前だけど、

見ているのと踊るのでは訳が違う笑

兎に角、あの振り付けを入れ込み

踊りこなすまでにはかなり時間が掛かりました。


ダンスと向き合う時間が私とは比にならない

素晴らしいダンサーの皆様と踊ることは怖くもあり、

皆さんの熱を感じながら、挑戦できる環境に

苦しみながらも、とてもワクワクしていました。



カーテンコール。

I Wanna Dance with Somebody

ダンサーから始まるあのステージングには

Joshuaのダンスへの愛を感じる、大好きな瞬間。

そしてフランクも含め、キャスト全員が踊る。


あの魔法がかかるような時間は、

一体何なんだろう。


最後に、会場にいる全員でクラップしていると、

ステージと客席の境目が一気に取っ払われ

今生きている事の喜びを全身で感じ、

全力で、今という瞬間を全員で分かち合う。


あの瞬間が本当に美しくてたまらなかったし、


このご時世、

すぐ隣の誰かが敵に思えてしまったり

分断や対立が増えるこの今に。


ホイットニーの音楽に宿る、大きな愛が

私達を繋いでくれたようにも思えました。

皆さんはあの瞬間、何を感じていたのかなぁ。



こんな状況下に、

こんなにも素敵な時間を過ごせたこと。

素晴らしい出会いに、心からありがとう。


この期間に、たっくさんもらった愛を

今度は私が、誰かに渡していこう。

"Pay It Forward" だネ。☺︎



mahya.

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