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カモン、カモン。




感情や思考が大渋滞している午後。


良い映画を観たのです。





ホアキンフェニックス主演

「C’MON C’MON」






映画を観終わった後、

こんなにも、心も頭もスッキリしているのは久しぶり。

全部洗い流されたような感覚。

その上で今、感情や思考が大渋滞している。




はて。

何が言いたいのか私もよくまだわかってないけど。笑




今感じて考えていることを

心と頭から取り出して整理整頓して

記して置きたい欲に駆られているので

その欲に素直になってみようというところ。





映画自体の話がしたいというよりも

観ながら感じたり、気がついたり、思い出したり、

自分や親、他人、この世界について。

考えが巡り、少しどこかに話したくなった。

映画の内容には触れていくので

若干のネタバレにはなるかも?




まず、思い出したこと。






私は高校生から、

保育園でミュージカルのレッスンをしていて、

2年くらい前までは毎日色んな園に行き、

子供と触れ合う機会が毎日あった。




今回のC’MON C’MONに出てきた子供のジェシー。

そしてインタビューを受けている子供たちの言葉で

私はあの子やあの子を、思い出さずにはいられなかった。


レッスン中、

隣の子はこれができて、私はできない。

難しそうだから、挑戦するのが怖い。

楽しくないからやりたくない。

楽しいからもっともっとやりたい。

今日はとても悲しいからずっと座っていたい。

みんなほんの30分でも色んな感情を見せてくれる。




ある日、

1週間前のレッスンで出来なくて泣いちゃった子が

今日は頑張ると意思を伝えにきてくれた。

そしたらその後すぐに、

でもまた涙が出てきちゃったらできないよ。

と付け加えた。

私は人間4年目にして、

なんて自分のことを理解できているんだ!

そして自分は本日こういう状態です!!!

と伝えられる冷静さ!!!素晴らしい!!!!

と、超感動したことを思い出した。

なんだか、羨ましかった。






自分が子供の頃の記憶って

私はかなりうろ覚えで。

形に残っているものか、

人から聞いた思い出話で記憶が作られている感覚。





この映画の中で、

色んな子供がインタビューに答えていて。

(あの子達は役者で、台本に沿って話していたのかな。

そこがとても気になるところ。)

もしかしたら自分も子供の頃、

こんなこと感じてたのかな。

あんな事言ってたのかな、とか。

リトルミーはどんな思想だったのかと、

過去に戻ってインタビューしたくなるほど、

今と子供の頃の自分は違う気がした。





でも、子供と触れ合う機会があると

突然感覚的に思い出す事があったり

奥の方に仕舞われていたのもが、

ブワァッと出てきたりする。

この映画中は終始そんな感じだった。



映画で言われていた通りに、

きっと忘れてはいないんだなと思った。











ところで最近、一日中移動をしながら

ひたすら人と話す時間がありました。



携帯やパソコン、テレビという

スクリーンというスクリーンから解放され

電車に乗ったり、歩いたり、話したり。



本当に一日中常に、景色が変わり、

その度に話す内容も変わっていった。



くだらないことから、超真面目なことまで

ずっと何かを話していた気がする。




でも多分話が尽きなかったんじゃなくて

時間があって、隣に人がいたから話していた

という言い方の方が近いと思う。

(割とお互い話が止まらない人との道中ではあったけれど。笑)





自分を癒したり、

何かから解放する手段って、

物が溢れている今、

無限にあるように思えていたけど


この日は物という物は、食べ物くらいかな?

話しながら移動する、というだけで

こんなにも自分の心と体が満たされるんだな

と感動したんです。





だから、この映画でジョニーが

ジェシーという子供と生活し始めて

人に質問する、生活だった彼が

質問攻めの生活と化し、笑

自分の感情や思考を

少しずつ外に出していくのをみて、


人と会話する、

自分のことを話すことは

こんなにも自分を豊かにするんだなと。



ジェシーがジョニーに、

またメール、またメール…

(ずっとメール打ってるねと言いたい笑)


ずっとジョニーにいってるシーンが好きだった。

うちらの毎日は本当に、

スクリーンと連絡、に縛られてる。笑






C'MON C'MON

とってもいい映画だった。

ふと時々、また観たくなるだろうな。


これ読んでくれた人にはぜひ観てほしい。

まだまだ話せそうだけど、この辺にしておく!





Mahya.

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