2021/2/16 花粉の到来

 悪夢。夢の中でがんの告知を受ける。完全に先生からの一年検診の話が反映されているではないか。夢の中の私はひたすらびっくりして、どこか他人事だったが、目覚めた時の虚な感覚は今でもはっきり思い出せる。

 花粉の時期がとうとうきたらしい。窓から風に揺れる木の枝を眺めていたら突然にそれはやってきた。くしゃみを皮切りに、目と喉が猛烈にかゆくなり、いてもたってもいられず薬箱を漁る。すると、まだ期限の切れていないオロパタジンが出てきたので、なぜあるのかもう思い出せないが、過去の自分に感謝して飲み干す。家の中だというのにマスクをつけ、念の為、掃除機を入念にかける。それが終わる頃にちょうど薬も回ったらしく、ようやく人心地つけた。ひとまずある分のオロパタジンを飲んで、医者にかかろうと決める。

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