TL読書録 2024年2月

2月、体調が悪すぎて気づいたら終わっていた‥‥でも、読書はほぼ毎日してたよ!

以下、2月に読んだ本の感想です。かなりネタバレがあります。

カタブツ辺境伯は、待てをするのが難しい~なんちゃって悪役令嬢の蜜月生活~ (ヴァニラ文庫 )

これねえ‥‥できてます!カタブツ辺境伯、"待て"ができている!!Excellent!!読んでいる最中も「"待て"できてるな‥‥」「‥‥‥まだ"待て"をしている‥‥‥」「一体いつまで‥‥」という気もそぞろな感じでいたら読了してしまっていた。

あと、今作のヒロインは10代なんだけど、なんというべきか‥‥‥青い。いや、若い?

そして、そういう時期特有の視野の狭さや思い込みの強さ、よく言えば一途さやひたむきさ、みたいなところが、どうも壊滅的に感情移入できなくて私は少ししんどかった‥‥いや、これは自分を守る言い方だな。潔いほうがいい‥‥‥‥自己嫌悪、同族嫌悪、共感性羞恥、どれ!?‥‥全部かもね‥‥

蜜月同棲~24時間独占されています~ (ベリーズ文庫)

いつになく読了に時間がかかった(気がする)

育児しながらの細切れ読書、はかどらない時は本当にはかどらない‥‥がつっとお昼寝してくれるとママ嬉しいな

さて、こちらは社内恋愛中の婚約者に婚約破棄された挙げ句に職を失ったヒロインが、御曹司の幼馴染に囲い込まれる!お約束のやつです。

個人的にヒーローが匂わせてばっかりでサクサク進展しないのもあって中盤は少しだれてしまった。わかるよ、ヒロインはまだそんな気分でないこと‥‥

あと、会社の後輩(ヒロインの婚約者を略奪!)をヒロインが下の名前で呼んでいるのに、婚約者の方は名字呼びなのが謎だった。‥どういう距離感?

で、その略奪愛カップルがとにかくモヤモヤとさせてくる。ヒロインのやりきれない怒りと憤り、めちゃくちゃわかりすぎてこちらまで義憤にかられる。

略奪女が暗くてビクビクしてるのもイライラポイントだし、元婚約者もどういうつもりなんだ?となる。婚約中の身で浮気相手を妊娠させたら当然そうなるでしょ!?2人とも一体何考えてんだ、いい年してまったく‥と、とことん呆れさせてくれる。

ヒロインの周囲が言うようにマジでそんな男と結婚しなくて大正解ではあるが、そんな理屈は傷ついたヒロインにはまだ落ちてこないよね‥わかる。

というような感じで感情移入はできるけど、あまりに"負"の部分によるのが読んでいて疲れちゃう原因かもしれない。切ないシーン、ときめくべきシーンも喰ってしまう負のパワー、恐るべし!!

人違いで解雇されましたが、極上御曹司に拾われ溺愛されたので幸せです! (チュールキス)

自立しすぎて孤独なヒロイン、毒親育ちとかなりリンクする‥‥という感じで、タイトルの通りに溺愛されているシーンを読むと私の中の何かが癒やされた。

こちらも先月読んだイジワル医師(しかしイジワルではない‥)と同じ華藤りえ先生の作品ですが、本作のヒロインも自分の外見に自信のない地味子という設定です。

が!しかし、脅威の化粧映えで花開く‥‥というのはもうTLあるあるではあるものの、そこに至るまでの心理描写が突き刺さりました。

自分を卑下して磨くことすら放棄していたヒロインが勇気を出して一歩踏み出す‥‥ああ、こういうのをもっと早くから‥‥例えば学生の時なんかに読んでいたかったなあ‥‥な〜んて思いハッとしました。

だからTL(ティーンズラブ)というネーミング!?これは後で歴史(?)と語源を調べなくてはいけません。

それはさておき、また読みたいなあと思う素敵な作品でした。3月からは作者読みが始まりそうな予感!

(上記3作はKindle Unlimitedで読めます!2024年2月末時点)

ちなみに、今年は2月末でTLを41冊読了。2、3回と読み返したものがあったり、乃里子三部作(田辺聖子著)を読み込んだりしていたので2月は初見の本は少なめでした。

あと、それとはまっったく関係ない話になりますが、とうらぶの最推しだった大典太光世がとうとう極になったんですよ!!!

なんか、あんなにジメジメうじうじしてたのに戻ってきたら精神的にも肉体的にもかなり健康になっていて、TL小説のヒーローみたいじゃないの‥‥衣装も予想外の王子様騎士様系で審神者の寿命が伸びました‥‥‥ありがとうけんらんぶ🙏

以上(?)、読書録と近況でした!

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