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日々ムサビ(通信)【複合的表現Ⅱ】

複合的表現Ⅱのインスタレーションのテーマは、「場所から生まれるもの」。
わたしは、その頃起こった電車内で刃物を振り回す事件から、「公共空間の怖さ」といったことを表現しようと考えた。

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最終的に完成としたのがこちらの形。十字架を思わせる形に、石膏を使って自分の顔でマスクを作った。ベンチにおいた理由は、、いつでも誰でも使うことができる(=公共性)だと考えたからである。
他には、このような場所に置くことも考えた。

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先生には、カフェのスペースに置くというアイデアが面白いと言われたが、わたしは3つ作った像を三角形に置きたくなってしまって、上のような作品にした。

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また、このように像同士を向かい合わせるのもいいかもしれないとのことだった。

今回の作品で感じたことは、
・像の数が果たして3つでよかったのか
・置き方、置く場所の吟味

特にこの2点をもっと考えるべきだということだ。そもそも、アイデアの段階では像はたくさん置く予定であった。(→10~14とか?)6日間で形にしなければならないということを考えてしまって、そこがブレてしまった。場所も、このスクーリング中雨がひどかったこともあって、どうしても雨ざらしになるカフェに置けなかったということもある。しかし、最初のアイデアを貫き通して、カフェに10を超える像を設置すれば、もっと迫力のある作品になったのではないかと思った。
また、3つの像は全てほぼ等しい高さ、幅であるが、高さを変えたり、または像の角度や表情(→目を開ける)とか、装飾をするべきだったかなど、さまざま考える必要があった。

作品はやりきれなかったところがたくさんあったが、立体を作る作業はとても楽しいものであった。来年も何かの形で立体を作ってみたいと思った。

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