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日々ムサビ(通信)【絵画表現Ⅱ】

今回取り組んだのは「絵画表現Ⅱ」の課題。

課題はふたつです。

○「明暗と色彩」                                                                         1-1 卓上の静物をモチーフに、光によって生ずる陰影の差と、モチーフ個々の色彩の明度差を同時に比較し、明暗による構成を主としてデッサンする。 

1-2 「1-1」と同じモチーフを明暗と色彩の関係を意識して、水彩または油彩で制作する。

1−1について、画面の中で明度差や陰影の差を意識して描けるように、あらかじめ8段階のグラデーションをシュミレーションしました。

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そして、自分なりのグラデーションをもとに、描いた静物のモチーフ。

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左から、ジョウロは2〜4、紙飛行機は5〜7、折り紙の箱は2〜3、ボールは3〜4、ワインボトルは7〜8、くしゃくしゃの布は2〜3、下のお風呂の椅子は1〜3と4、四角いビンは2〜3、隣の背の高いビンは丸い部分は6〜7、それ以外は3〜5のイメージで、明暗を意識したつもりです。講評によると、台上のモチーフにもう少し暗い部分があっても良かったとのことだったので、面積の広いお風呂の椅子の陰影をもう少し突き詰められたらよかったと思います。また、安易に鉛筆の線を布でぼかして陰影をつけるのではなく、鉛筆一本一本の線で明暗を描くことができれば、面の方向性を意識した、構造性のしっかりした力強いデッサンを目指せるようです。

次は1−2で、先ほどの静物を絵の具を用いて描いたものです。私はアクリル絵の具を用いました。

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静物そのものの色から離れて、自由に描いても良いとのことだったので、黄色と紫の反対色を使って描こうと思い、頑張ってみました。色は突飛にしたいけど、モノとして画面の中にしっかり存在してほしいなと思い、なんども色を塗り重ね、積み重ねて試行錯誤しました…。

講評では、くしゃくしゃの布の部分の色使いが、偶然にも、混色に頼らずにそれぞれの色を生かしながら描画できたので、今回の課題のテーマがよく反映されているといわれました。一方、お風呂イスの陰である部分で赤を用いてしまったため、お風呂イスの緑より浮き出て見え、ヴァルール(色彩の空間的位置感)からすると違和感があると言われました。もっと目を養わねば…。でも全体的に、この色彩に挑戦したことはとりあえず評価されました。下のようにモノクロにしてみると、明暗の階調の分量バランスがよく分かるそうです。意外とこれもきれい…かも?

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