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「ぬる湯」のしあわせ。

今日は朝から1ミリも何もする気が起きなくて。ずーんと気持ちがしんどい日でした。

なので、息子をこども園に送ってから、ゴロゴロしながらひたすらYouTubeをみていました。

そんなとき、「今日はまぁそういう日だし、仕方ないよね、ゴロゴロしよ〜」という気持ちにはだいぶなってきていて、何もしない罪悪感は減ってきたなと思いつつも、やっぱり「何してんだろ、私…」とか「生産性があること何もできなかったな」という気持ちもあって、まだまだ頭を空にするのは難しいなと実感した一日でした。

でも以前は、外からみたらただゴロゴロしてるようにしか見えなくても、頭の中はずっと何かと戦ってて、考え事というか自分を責め続けて脳がヘトヘトに疲れていたので、今の自分は「少しは軽く生きれるようになってきたな、ヨシヨシ。」とも思えるようになってきました。

YouTubeでいろいろな人を見ていたのですが、最近私が特にハマっているのが、ブリアナ・ギガンテさんです。
息子のこども園のママ友さんから教えてもらって、その存在を知りました。

メイクが奇抜すぎてその見た目から、最初は「なんか怖い…」と思って、見るのを少しためらっていたのですが、見てすぐにその魅力に引き込まれてしまいました。

歳も同い年だということがわかり、それなのに人生何回目ですか?ってくらいの、深くて優しいことを言うブリアナさん。
所作や話される言葉もとても上品で、気づけば毎日見ては癒される存在になっていました。

私は、この方の人生相談の回答がとくに好きで、

「いろいろあって(内容略)、今とても辛い毎日です。
こんな時、明るく前向きになるにはどうすれば良いでしょうか?

という視聴者さんからの質問に、それ私も聞きたい、と思って聞いていると、

「そうね、ワタクシ、結構いろいろな方から、前向きになるにはどうすればっていうご質問いただいてるんですが、
前向き?前向きに、ってなんなのかしら?

前向きになる必要ってあるの?

落ち込んだり物事を悪い方にとらえるのを、ワタクシは悪いことだと思ってなくて。

落ち込んじゃう日もあるし。
晴れだろうと雨だろうと曇りだろうと、ワタクシにはぜーんぶ一緒にみえちゃう。

ワタクシは向上心とかがあるタイプじゃないので、そういうときはとにかく身を委ねて。

そんでワタクシは、自分にあまちゃんだから、甘い物とか食べて脳みそとろとろにしちゃう。」

というような回答で。

前向きになる必要って、あるの?というのは、
なるほどな〜と思いました。
身を委ねる。そのままでいる。
意外と難しいけれど、たしかにそれが良い気が私もします。

動けない日があっても、無理に前向きにならなくても、身を委ねて自分を甘やかしていたら、また次の日は元気になっているかもしれないですもんね。
じっとしてたらそのうち浮上する、というか。
無理して動かさないのがいいんだろうなって思いました。


そして、息子のお迎えから、息子とふたりで夕飯を食べてもまだだいぶ日が明るかったので、息子の提案で、ふたりでスーパー銭湯に行きました。

いつもよく行く銭湯なのですが、いつもは熱いお外のお風呂が、今日はなぜか「ぬる湯」になっていて。
体温とほぼ同じ36.7度に設定されてるお湯につかると、熱いも寒いも何も感じない、とにかくピッタリの温度でした。

「不感の湯」と書かれたそのお湯は、副交感神経が高まってリラックスできるという効果があるみたいでした。

たしかに気持ちよくて、ずっと入っていられる感じで。

私はそのお湯につかりながら、「ぬる湯」っていいな、と思いました。

熱いお風呂やサウナも気持ちいいけれど、身体には刺激が強い。
ぬる湯はその点、刺激もなく、穏やかで安心して身を委ねられて、ホッとしていられる。
癒し効果は抜群。


以前の私は、ぬる湯、いわゆる「ぬるま湯」という言葉があまりいい意味の言葉には思えなかったのですが、最近は「ぬる湯」「ぬるま湯」ってとてもいい意味なのでは?と思うようになりました。

私はわりと長い間、向上心や成長を追い求めてきた人生でしたが、きっと私の本質はそっちではないよね、、と最近なんとなく感じてて。

これからは、ぬる湯の人生を目指すのもいいな、と思いました。

ゆるくたのしく、気づけばなんか成長してたな私、くらいが理想ですね。

そんなことを考えながら、息子とキャッキャ言いながらたのしくお風呂に入っていたら、気づいたら気持ちが少し元気になったようで、久しぶりに寝落ちせずに寝かしつけから生還して、ブリアナさんの絵を描けるくらいには元気になりました笑。

明日はふらっと家の外に出て、図書館でも行ってみようと思います。

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