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「ありがとう」の気持ちと言葉が、君を幸せにしてくれる

君は小さい頃から、
不思議と知らない人からいろんな物をもらう子だったわね。

・バスに乗ったら、知らないおばちゃんが飴をくれた
・電車のホームで、おじさんがかわいいばんそうこうをくれた
・神社の節分で、撒いていた子袋の豆を、拾った人がたくさんくれた
・ドラックストアでノベルティを余分にもらった
・コンビニで、余っているシールをもらった

こんなことが数えきれないほどあったのが君よ。


いくつかは覚えているでしょう?


ママが特に印象的だったのは、
神社の豆まきのことよ。


ものすごくたくさんの人でごった返していて、
上から投げられる小袋に入った豆をみんなが必至で集めているのを、
小さい君を連れたママたちは少し離れたところで見ていたわ。


その帰り道の込み合った参道で、
知らないおばさんが君に豆の袋を2つくれて、すぐに去っていたの。


その後ろ姿に、君が大声で
「ありがとう!」
と叫んだら、


そのおばさんはうれしそうに引き返してきて、
あともう3袋君に豆をくれたわ。


「かわいいね、食べてね」
と幸せそうな笑顔で、手を振って去っていったのよ。


たったひとことの「ありがとう」が人を幸せにする


何かをしてもらったら「ありがとう」と言う


これは君が、1歳過ぎにして、ものすごく早く言葉を話し始めたときから、ずっと言っている事よね。


「はい、どうぞ」
「ありがとう」
のごっこ遊びは、飽きるほどしたわね。


君は誰にでも自然と「ありがとう」を言える子、
とても誇らしいわ。


何故ママがこんなにも
「ありがとう」という言葉を大切にしているかというとね、


この言葉はたった一言で、
人の気持ちを幸せにできる魔法の言葉だからなの


・なにげない「ありがとう」が人の心をとっても温かい気持ちにする
・辛く苦しかったことも「ありがとう」の一言で報われる
・当たり前にしたことでも「ありがとう」の一言でうれしさが倍増する
・感謝されるためにしていなくても「ありがとう」はやっぱりうれしい
・お金での解決よりも「ありがとう」の方が納得できるときがある


「ありがとう」には感謝する心がたくさん詰まっているの


だから、何かをしてもらった方よりも、
何かをしてあげたときに、感謝がたくさん詰まった「ありがとう」をもらえた人の方が、強く幸せを感じられるものよ


君に豆をくれたおばちゃんに、君がかけた「ありがとう」の言葉は
おばちゃんの心をきっとものすごく幸せにしたと思うの


だからこそ、引き返してまで
もっと君に何かをしてあげたいという気持ちになったのだと思うわ。


人に何かをしてもらったら、
感謝がいっぱい詰まった「ありがとう」で
幸せをお返しする

これからもこのことをずっとやり続けてね


お金を払って受けたサービスにも感謝を

最近読んだネットニュースでこんな記事があったの

ある会社の新入社員が、
宅配の業者さんに「ご苦労様です」と声をかけた上司に向かって
「お金を払って雇っているから、お礼の必要はない」と言ったの


その新入社員はね、ランチのために入ったレストランでも
お料理を運ぶ店員さんに横柄な態度をとったそうよ


確かに、宅配業者さんにも
レストランの店員さんにも
こちらがお金を払ってサービスを受けているし、
向こうもお仕事でやっているわ。


だけど、だからと言ってそれが
「やってもらったことにお礼を言う」
の大原則から除外される理由にはならない

ママはそう思うの


自分でできないことだから、
お金を払ってやってもらうのが「サービス」よ


自分で書類や荷物を遠くに車で運んでいく事ができないから
宅配業者にお金を払ってお願いする


自分で作る手間暇を代わりにしてもらうお金を払って
おいしい料理を食べさせてもらっている


こちらが頼んでいるのです


こちらが頼んでやってもらったことに対して、
「ありがとう」というのは当然だと思わない?


自分ができない大変なこと、
むずかしいこと、面倒なこと
お金を払うことで引き受けてくれているのだもの
君は、心から感謝してお礼を言いなさい


ママはいつもそうしているわ



「ありがとう」は「有難う」ということを忘れない


ありがとうは、漢字で書くと「有難う」よ

「あること」が「むずかしい」こと

つまり、めったにないような貴重な状況ということなの


「有難い」という表現

昔は、何かあり得ないようなミラクルが起こったときに
神様を称賛して言う言葉だったそうよ。


室町時代以降は、人に対しても使われるようになったのだけど、
それまでは神様にしか使われなかった言葉なんですって。


ママが現代風に解釈するとね

■してもらって当たり前ではないということへの感謝(めったにない)
■神を敬うように相手を敬って言うお礼の言葉

これがありがとうの本質なんだと思うの。


感謝の気持ちで、相手を敬っている

それを一言で表せるのだから

「ありがとう」って本当に素敵な言葉ね!


ママは一番大好きな言葉よ!


いつも心の中に「ありがとう」をおいておくこと


君の心の中にいつも「ありがとう」という言葉をおいておくと、
どんなことが起こるか知ってる?


・人が自分のためにしてくれた些細なことを見逃さなくなる

・それに気づいてちゃんと「ありがとう」を言えるようになる


「ありがとう」と言っているときというのは、
人が君に何かをしてくれている状態よね?


「ありがとう」を言うたびに、自分がどれだけ周りの人に支えられ、助けられ、良くしてもらっているのかということに、気が付くはずよ


「ありがとう」を言える状況にある君は、
皆に愛されて大切にされている
かけがえのない存在であることも実感できるわね


こころに「ありがとう」を置いておくことを
感謝の気持ちを持つ
と表現するわ


感謝の気持ちを常に持ち続けることは、
周りの人を幸せにするだけでなく、
君自身を一番幸せにしてくれると思うの


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