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京都国際マンガミュージアム『ちはやふるの世界』末次由紀原画展、水彩着色の魅力

行ってきた~🚗写真OKで、たくさん撮ったけど、ネットに出すのは最小限にしとこうか?(様子見)←(原画展の終了に伴い、12/22写真追加しました。)

次は先生の地元である福岡で開催されることを願っています。

たいへん良かった😃素晴らしかった🎵
原画展で直接観られるのを意識されて、最近のカラー絵は水彩着色が多く、細部まで描きこまれてるので見ごたえあり👍️『ちはやふる』ファンでなくとも、必見👀

マンガ用カラーインクは耐光性が悪いので、長持ちしない。そこで水彩に切り替えたとのこと。デジタル彩色をされてるマンガ家さんも多い中、これほどに生でみて圧倒される絵もなかなかないのでは?

キービジュアルの絵を制作する動画が流れてるので、手作業の人間味が感じられる(そのサービス精神が好き❤️)

生で絵を見ると、マスキングで残された画用紙の白と、ホワイトで盛られた白の違いとか、水性インクの透明感と顔料インクの不透明感とか、艶の違いなども感じられる。ということはつまり、塗り重ねられた順番や、筆使いの勢いも予想できそう。が、そう思いながら観ても、どう描いてるのか分からん、ってなるほど手が込んでいる。

コミックスの表紙の絵は、「知ってる」絵なのだが、デザイナーさんがレイアウトする前の絵はかなり印象が違って見える。表紙からはみ出る腕や、着物の裾なども入念に描いてある。群像になるキャラも一人一人全身を描いている。周防さんの顔と、たい焼き持つ手は別々で描かれてる驚き👀‼️


装幀デザイナーさんの苦労とセンスの素晴らしさに想いを馳せる。元はバラバラの絵を完璧な配置に持っていくのだから。それにしても、絵の部分が隠れてしまう、見切れてしまうもったいなさに胃がよじれそう。

(この着物の柄‼️レイアウトで隠れてしまうのがもったいなーい💦)

雑誌の表紙絵は知らないものもあって、嬉しい。
他、TOPPOや府中のコラボ絵、映画出演者の似顔絵など、本誌連載もお忙しいだろうに、色々な絵を描かれていて驚かされる。仕事量多すぎでは?

(映画・ちはやふるの、綿谷新役・新田真剣佑さんと、真島太一役・能村太一さん)

ボストン関係の絵に、着物の柄としてボストンの建物を描く、先生のそういうとこ好き❤️

ジーンズの質感出すのにパステル(たぶん)使ってたりとか、たすきの綾瀬の文字をペンで横線書き、刺繍の雰囲気を出したり。かるたの文字、印刷かと思いきや手書きだったり。優勝カップの金色の輝き、川面に写る木陰など。細部に神が宿ってる💫

キャラだけでなく、花や金魚、さつま芋や、栗のイガの表現などもこだわりを感じる。そういうものを描く際に、どのくらい輪郭線を入れてくかとか。

水彩表現で塩を振るらしい(三月のライオンのエンドカード?宗谷名人を描かれてたとき、Twitterでそんな話をされてた)私も布染めるのに塩を振ってみた。塩に水分が吸われて結晶っぽい模様になる?寒さ表現できた?

それからファンからの贈り物コーナーも、親近感わいて楽しい

京都国際マンガミュージアムは、廃校をリノベーションした建物らしい。教室二つ分原画展示、一つ分動画視聴、原画展の規模としては小さいのかな?前期、後期で展示替えしてるし。

外国人観光客が多く、日本文化的なものを強調してた。堅苦しくなく、子供を遊ばせられるスペース(マンガ読み放題、校庭、お絵描きテーブル、紙芝居)があるのが魅力。うちの子はガチャガチャで散財💸しすぎたが。

京都の観光名所の一つとして、おすすめします😊

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