うつわから豊かさを考えた話

「小さいけれど確かな幸せ」


2週間ほど前に奈良在住のシダ植物好きの方のお話を聞く会をZoomで開催しました

その方の記事をいろいろ読んでいた時に、ふと奈良在住のうつわ好きライターの方の面白いnoteを見かけて、

TwitterのDMから駄目もとで、鹿児島でこんなイベントしてる者ですけど、よければオンラインで鹿児島の人にプレゼンしてみませんか?とお誘いし、無事OKをもらい、2/20夜に参加者25名ほどで開催しました。

参加者の方からと、自分がnoteを読んで気になった部分とを合わせて事前に送り、それに応えつつご自身のこれまでの経緯(東京から奈良への移住、そしてうつわ好きライターになったこと)を1時間ほどお話してもらいました。

これまでいろんなマニアの方の話を主催しているプレゼンイベントで聞いてきました。

そんな方々と変わらずうつわに対する愛がとてもとても溢れていました。ただ、ライターというお立場からのものなのか、一歩引いたというか、少し客観的な視線も併せて持たれていて、いろんな角度からうつわを見ることが出来る人だなぁと思いました。

最初に僕から質問させてもらって、僕もうつわを見るのはとても好きだけれど、家に同じ用途で既に気に入ったものを持っている場合、いいうつわを見つけても買うのを躊躇してしまう、こんな時どうすればいいですか? と聞いてみました。

答えは、買ってしまっていいんです、と。同じ用途のものが別に何個あってもいいんです。その日の気分によって使ううつわを選べばいい。選べるっていいですよね、と。


たしかに。


どうも固定観念で収納も限られてるし、ご飯茶碗もコップも最低限の数量しか買わないようにしていたけど、その日の気分で選べる自由があるっていいなぁ。

あとは気になった質問として、

世の中にはそんなにうつわに価値をおかない人もいると思うけど、そんな方にどううつわの魅力を伝えますか?というもの

答えとして、別に愛でる対象は何でもいいけど、愛でる対象ができるとこんなに生活が豊かになるという伝え方をします。うつわを好きになってと強制はしないかなぁ、と。

 

なるほどなぁ


たしかに、海洋生物の会でも思ったけど、心底自分の好きなものがわかっていて、日常それに接してる人達って本当に幸せそうだった。全力で好きなものができると世界が違って見えるってその通りなんだろうなぁ。


この方のnoteをいろいろ読んでいて気になった文章が、

(本当に好きなものができると)、さみしさの埋め合わせを、外にばかり求めない、内から作り出すことができるようになる


いい言葉だなぁ


その他にも素敵な言葉がいくつもありました。丁寧な暮らしとかって書くと安っぽくなってしまうけど、豊かさって何なんだろうなぁというのを深く深く考えさせられる時間でした。

もちろんたっぷりお金を使って海外旅行に行ったり、ブランド品を買ったりというのも全然否定しないけど、なんでもない日常を楽しむことができる、村上春樹さんが「小確福」と書かれていたことを感じとれるのも同じように大事だよね、と。そして大好きなものがあると、それを介してよりそれに気づきやすくなるのかなぁ。


うつわ好きになったきっかけになったお店の記事

そして、私が数年ほど前に家族写真を撮ってもらった幡野さんの関する記事もあったり。勝手に親近感を抱いたり でした。

うつわが好きになるキッカケとなった東京のお店は残念ながら閉店してしまったけど、そのバトンを受け継ぐように、今うつわのお店を準備中だそう。

バトンを受け継ぐ 


これもいい言葉だなぁ。息子が奈良に住んでるのでオープンしたら必ず訪れてみよう。


そして、今回のイベントの参加者の方への連絡用にとメッセンジャーグループを作ってたのですが、ここがとてもよい距離感と空気感で。地元の新聞記事で少し話題になった鹿児島の女の子の4年制大学率がなぜ低いんだろう?の質問を投げたら、とてもよいコメントをいくつか頂きました。

こんな感じの、安心したメンバーで、かつほどよい距離感でいろんなことが話せるグループが作れればよいなぁ。まさにこのnote記事のような

いい雰囲気を作ってくれた参加者の方々にも感謝です。

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