双子妹 カテーテルでの心臓の治療
2月上旬。
双子妹は、カテーテルで心臓近くの血管を広げる治療をした。
心臓の病気が2つあると、生まれてからわかった双子の妹。
一つは、心臓近くの血管が細く、下半身に充分な血液が行き渡らない(=下半身の臓器が正常に働かなくなる)病気。
そしてもう一つは、心臓の壁に穴が開いている病気。
心臓近くの血管が細くなっている病気は、生後1週間で約10時間に及ぶ手術をし、良くなったはずだった。
しかし、、、
細い血管がまだもう少し残っていたとのことで、カテーテルでの治療を追加で行うことになった。
手術は10時間ほどかかったが、カテーテルでの治療は3時間ほど。
足の付け根(パンツで隠れる部分)から動脈管に細いカテーテルを入れ、動脈の流れに逆らって心臓近くまでカテーテルをもっていく。
そのカテーテルの先についたバルーンを膨らませ、細くなっている血管を少しずつ広げていく治療だそう。(素人がわかった範囲でこれくらい。正確ではない部分もあるかと思います💦)
無事に終わった。
治療後は、治療の影響で顔色が少し青白いように感じた。
カテーテル室に親も呼ばれ、治療前と治療後の血管の違いの画像を見せてもらった。
素人目にもわかるくらい、治療前は血管が細かった。
「なんでそんなにくびれているの?」(一部分だけがキュッと細くなっていて、そこが原因で血が通りにくい)
「そりゃ、しんどいわな。」
「他のところの血管がすごく太く見える」
と思った。
その日は、カテーテル室に行く前の朝と、治療が終わったお昼と、夜にも面会に行ったが、夜の面会の時は何かたくさんお喋りをしてくれた。
でも、その顔はどこか悲しげだった。
悲しそうな顔でたくさん話しているから聞いていて、途中から泣き出してきたからそっと頬に手をそえてあげると(治療後すぐなので絶対安静が必要で抱っこできない)、少し安心したのかすぅ~と眠っていく様子が印象的だった。
翌日も翌々日も面会に行くと、顔色もすっかり良くなり、顔も浮腫みが取れたのかすっきりして✨
そして、よく笑うようになった。
そして気付いたのが、私は双子妹の微笑をあまり見たことがなかったこと。
双子兄は、新生児の頃や今も、寝入る時や気持ちが良い時はニヤニヤ笑ったりするが、そういや、私はこの子の微笑たるものを見たことがなかった。
それくらい、つらかった・しんどかったんやろうなぁ。
治してもらったから、一緒にお家に帰ろう。
明日はやっと退院する。
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