娘へ恋路バトン。

今回は、娘がお見合いみたいな
恋がはじまるかな？なお話です

めずらしく娘の話。

私がこんな母なので
娘には幸せになってほしい
女の子だしね
パパみたいな人と
付き合うのはもちろんダメだし～
結婚するなんて言語道断！！

兼ねてから娘の彼氏は
それなりに報告を受けて
ご挨拶をしたことがある子も
いたんだけど･･･

親っていうのは
子供の付き合う相手が
やっぱり心配だし
さんざん親へ心配させていた私が
心配する側へ回っています

どんな相手でも
子供達が良いって思う相手なら
それでいいじゃないか？
と、自問自答するけど

失敗人生まっしぐらの私としては
子供達は簡単に結婚させないし
絶対に首を縦に振らないぞ！
そこはシビアにいたんだけど

それが、それがです

私の職場にいるバイトの大学生。
マサルくん（仮名）
夕方から時々やってくる彼が
娘と同学年だということを知り
いろいろと話していくうちに
「良かったらうちの娘と
お友達になってもらえないかしら」

母の私が娘へ
娘の恋愛バトンを作ったという
大変めずらしい逆オファーなのね

かなりカッコいい男の子で
夕方から彼が厨房へ来ると
「今日、昼間はどうでしたか？」
昼間のお店の状況や仕事の話、
プライベートなお話も
こんなオバサン相手なのに
よく話してくれるし
私の話も聞いてもらったりね

バイトの学生さん達へ
「お母さん何歳？？」
「彼氏（彼女）いるの？」とか
そういうことだけは
聞かないでいたんだけど

ひょんな会話から
マサルくんは今
彼女がいないと言い出して
最近別れた元カノと
別れた理由を話してくれて
こっそり盛り上がりながら
仕事をした日もあったりね

その別れた理由が
元カノが愛想がなくて
あまり挨拶ができないこと。
だったそうで
えぇーーー！！
今時の若者が何を言う！！
と、仰天しながら
さらに聞くと

どうやらいつもの仲間へ
彼女を初めて会わせたら
愛想がなかったし？
盛り上がらなかった？？
「いずれ家族へ合わせる時とか
あるじゃないですかーー
ちょっとムリかな･･･
年上の人と付き合ってみたい
という憧れだった自分が
未熟だっただけなんです」
確かこんな話！！

オバサンは衝撃すぎて
誰と？何歳と？？
話しているのかわからなくなり
ただただ感動したんだけどね

そこで
「うちの娘ならイケる！」
今から思えば
どうしてその発想になるのか？
誠実でイケメンで
娘にでさえも、もったいなさそうな
そんなマサルくんに
母としては娘を推薦したのです

娘とマサルくんのお互いの大学が
近所にあることもあって
忙しい合間の通学時間に
たった１５分だけ
電車で一緒になるという形で
１度会ったことがあったのよね

「別れ際が大事よ！！」
ママの私は久しぶりに本気で
娘へそう話しておいたけど
手前の駅で降りた娘が
振り返ったらマサルくんは
娘へ手を振ってくれたそうで
決してスマホに
目を向けてなかったんだそう

ヤバい！いい男過ぎる！！
ママのお墨付きです

そしてついに！昨夜。
娘とマサルくんは
初めてドライブデートを
楽しんできたわけです

娘はパパに似て
最初から調子に乗らず
ちょっぴり気乗りしない風で
疑心暗鬼に出かけて行ったけど

「ただいまーーー！！」
夜中なのに大声で
寝ていた私を叩き起こして
そして、とにかく笑っていて
うれしそうに笑い転げて
『カッコ良すぎーー』
とても良い展開です～～

そこから
娘の楽しかった話を
ずっと聞いていて
二度寝できず、今です
娘は寝ちゃったけどね～～

何が一番良かったって
娘の表情。
出かけて行った時と
帰ってきた表情が違う！
私の予言通り！当たった！！

恋ってさ、恋するとさ
トキメクとさ
女の子って顔が和らぐよね
どうかどうか
この出会いを大切に
恋が成就しますように☆