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娘とマサルくん番外編。

今回は、私とマサルくんの
スピンオフ、
その後のお話です

娘とグチャグチャしたことで
私が幕引きをした前回。
その後、数回マサルくんと
顔を合わせることがあった
私なのですが
実は私こそ、マサルくんへ
うんざりしちゃってね

あれから
マサルくんはお友達と
プライベートでお店へ来たり
仕事でも2回ほど
会ったのですが

“今後何があっても友達ね”
と、ずいぶん前に
あらかじめ言ったのは
私の方だったけど
どういうわけか
顔を見るのもうんざりして
前のようにアハハオホホと
できない私がいたのよね

当然、理由が満載。

まずは
彼は最近、厨房制服一式を
持たず、毎度手ぶらで
職場へやってくるのね
お店で借りては
放置して帰り、をくり返し
謎のクリーニング回数が増え
問題になっていた

あとは、
お店の学生仲間へ声をかけ
他の店舗へ
移籍をさせてしまったので
人手不足に拍車がかかったり

でも、若手学生だけを集め
オーナーを呼んで
飲み会を企てている様子だし

そういえば、ある女の子と
お揃いのアクセサリー
つけてなかった??とか
(そこはもうご自由に♡)

いつしか
リーダー気取りの黒幕で
風紀が乱れ始めたことを
ちょっぴり耳にしてきていた上

そもそも仕事上でも
ま、具体的には
もう書けませんけど(笑)
オーナーチェックが入り
「あの子には頼むな」
そう指示をされてしまうしね

いよいよ
我が家と娘との関係を
おしゃべりクソ野郎に
飲み会でバラされるのも
時間の問題になってるだろう
もうバラされているのか
こうなりゃ
どっちでもいいですけど

ただでさえ
飲食店の人手不足に
拍車をかけた黒幕で
評判を落とし始めたので
さぞかし辞めるのかと思いきや
辞めないんだそうで・・

どういうわけか
オーナーとも関係は
表面上良好?な空気感で

仕事が忙しくなりすぎと
帰りが遅くなりすぎて
疲れが蓄積しすぎてる私としては
いつまでもマサルくんへ
微笑んでいられなく
なってしまったのよね

先日、風邪をひいて
病み上がりだった私は
これといってマサルくんへ
特別な愛想もクソもなく
淡々と仕事をこなしていたら

そばまで来たマサルくんから
なかなかの冷たい対応を
されちゃいまして

まず言わせてくれ!

「お前は中学生か!女子か!!
 本当に幼いな!!!」

確かに今までは
明るく楽しくやれていたけど
もうそうじゃなくなった、とて

それは今まで私が彼ら若者に
気を遣って声をかけて
仕事をしてもらって
成り立っていたことだと
改めて気づいたのよね

ちょっと試しに
病み上がりの成り行きで
気遣わず言葉少なめに
普通に接していたら

信じられないような低い声と
偉そうな口の利き方をされ

お前、誰に向かって
言ってんのかわかってんのか?
と、ふと思ってしまった

普通、ってわかる?
自然に接することであって
おそらくマサルくんには
私が今までとは違う態度で
普通と思えなかったかも
しれないけど
今の私が普通で自然です

気の利いたことと
アドリブがきかない割に
わざわざ私へ近寄ってきて
いちいち、やり返すみたいな
幼稚な態度を取りに来て
↑この状況を言葉にするのが
難しく悩んじゃったわ

私の背中越しでいつもの仲間へ
猛烈な形相でゴソゴソと
愚痴をこぼされていたことも
感じてたけど

一部の人達を辞めさせ
自分は仲間と籍を残して
掛け持ちでお仕事続けるなんて
なかなかしたたかで
素晴らしくて上等です!

いろいろとあったけど
もう二度と戻らない関係なので
我が娘の傷が浅くて何よりだと
母としてはホッとするわね

それより
風邪ひいたんですか?ぐらい
声をかけてくれりゃ
そうなのよ~って
普通に話せただろうにね
何も話すことないから
私から何も話さなかっただけで
ニューハーフみたいな声の私が
マサルくんへ元気?なんて
言えるわきゃないでしょうが!


しばらく前のこと。
まだ楽しくやれていた頃に
1つ、マサルくんのことで
ずっと気にかかっていたことが
あったんだよね

今から思えば、なんだけど

私が職場の生意気小娘から
シカトされたり(まだ進行中)
業務上でもいろいろあり
心身の疲れとストレスで
パンパンのピークだった頃

娘が
「無理するぐらいなら
 仕事を辞めてもいいよ」
と私へ言った時も

息子がマサルくんへ
「一緒に小娘を
 潰しに行こう!」
とマサルくんへ誘った時も

そばにいたマサルくんは
どこか他人事のように
仕事無理しないで、
と言われたものの
決して辞めるのを辞めないで
なんて言われることもなく

ママの仕返しするぞ!と
鼻息荒い息子へは
ノーコメントだったことが
なぜか思い出され

確かに他人事なんだけど
こういう時って、
我が家の場合は場の空気読んで
時に、人を励ましてみたり
賛同してみたりするもので
だけど、あの時のマサルくんの
表情や雰囲気が知らぬ存ぜぬ顔で
引っかかっていた私がいてね

肝心な時に何も出てこない人って
自分のことしか考えてないから
気の利いたセリフは言えないし
他人を支えてみよう!
助けよう!なんて
これっぽっちも思ってないから
雰囲気や態度に出ちゃうので

あの時、ふと
こんな子に娘を預けていいのかな
と、頭をよぎったことが
あったのよね

いいのよ、真面目に話なんて
聞かなくたって。
いいのよ、本気で潰しに来たら
大変なことになるんだし。
決して嘘じゃないけど
そこまでの感情や心意気や
正義感を持っていたほうが
人間楽しいじゃない?
だいたい付き合い始めこそ
調子に乗って
「そうですね!
お母さんのために
とっちめちゃいますか?」
なんて良いカッコつけたがるのに
最初から素だったマサルくん。
正直で良いのでしょうが
これが令和スタイルかしらね

仲間と一緒にいることで
気持ちが大きくなるのかね
来月には、
マサルくんと仲間達だけ
というヤバい勤務シフトが
スタンバイしているので
どうせまた何かありそうだわね

娘へ
「そろそろ暴露されんぞ」
と話したら
「どの口が言おうとしてんだ」
そう言ってたわ
さすがです(笑)

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