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国際女性デーに国際男性デーを考えた。


なーーんそれ!と思ったあなた

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いや、これ間違えたとか、あまのじゃくとかではなく、みっちり真面目です。

大阪で「関西国司女性デー実行委員会 ToBeWoman」という団体を主宰しています。

国際女性デー当日、clubhouseでジェンダーギャップについて色々な方のお話を伺い超絶勉強になったのですが、

特に印象的だったのが、ボーイングのPMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)かつ、サービス&マーケ日本統括をされておられる小野敏雄さんのご発言でした。

「男性は、男性社会という下駄をはかされていることを認識しなければならない」。

日本企業、外資系企業、双方のご経験がある小野さんは、
「アメリカには意思決定層にパワフルで優秀な女性がゴロゴロいる。もしも日本社会が男女公平であったならば僕は今のポジションにはいられなかったかもしれない」と言われました。

クォーター制では女性にゲタをはかせることの是非が論じられるけれど、
前提として、これまでが男性ゲタの社会ではないかということは、
上野千鶴子先生や出口治明さんも言われておられました。

この方も言われておられました。

感受性と人権意識が豊かな男性の生のご発言に率直に感動してしまった次第です。

SEXとGENDERは違う

ジェンダーギャップを論じる時に、Sex(生物学的な性)とGenger(社会的な性)の混同問題があります。

境界線がはっきりしているようで曖昧だし、SexとGenderがベン図になる場合もあるので仕方ないけれど、どこか歯が浮いたような気持ちでした。

これまで、個人的には、
男性(動物の雄)は、女性(雌)よりも個体差が大きく、体力知力の優劣分布が凹型、女性は中央値に寄っており凸型であるため、相対的にパフォーマンスの高い個体は相対的に雄が多いと考えていました。

実生活でいえば、かなりヘビーな仕事を与えられた時に、体力・集中力は男性に叶わないと思うようなこと。。これはSexの性差だったのかなと。

だけど、
世界的にご活躍されておられる男性のご経験からくる発言は、ストンと腑に落ちるものがあったのです。これはGender差だと。

女性の課題と男性の課題は一枚岩

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これは夫婦岩。

で、で、
昨日「国際男性デー」の存在を知りました(無知蒙昧ですみません)

トリニダード・トバゴのJerome Teelucksingh博士が提唱されたそうで、
男性の正のロールモデルに光を当て、ジェンダーギャップを解消しヒューマニズムを推進するという主旨のもの。

これまで、人間は動物だから非情なサガがあって、無意識下ではそれに逆らえないと思っていたけれど、そこに逆らって規範を作りコミュニティを形成してきたからこそ文明があり法治国家があり、今の人間社会がある。

”男性の正のロールモデルに光を当てる”ということは、地位が高いことではなく、偉業を成し遂げたからでもなく、ましてやお金を稼いでいるからではなくて、純粋に人間性が卓越した人のことなのだと思いました。

(ここからココロの声)

男女関係なく、地位も名誉もお金もあって素晴らしい人もいるけれど、
我欲にまみれた人もいる。そんな人からはヘドロのような腐臭がする。

男性は個体差が大きいからこそ、男性デーに意味があって、
人卓(人間性が卓越した人)以外、一生モテない不文律とかができればいい。

(ココロの声おわり)

暴力、性被害など女性が直面する幾つかの深刻な課題は、密接に男性と関係していて

女性の課題と男性の課題を両輪で考えることで、ジェンダーギャップ解消のエンジンは動くと思うのです。

女性デーで盛んに女性へのアンコンシャスバイアスが論じられていたけれど、男性へのアンコンシャスバイアスだってあってそれがお互いをい生きづらくしているとも思うのです。

ということで、
関西国際女性デー実行委員会 (TobeWomanって名前になりました) は、

「国際男性デー」も盛り上げよう!と「国際女性デー」の日に誓った次第です。

色々書いてしまいましたが、大切なのはヒューマニズムだと思っています。
最後までマジメですみません。
あ、男性デーは11月19日だそうです。


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