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ポポラマーマとアルバイト(2022.2.26)

今日は11時半に目が覚めた。高校生の頃だったら3限目の授業をやっている頃だろうか。日本の小中高生は偉すぎる。朝の8時半に教室の自分の椅子に座っているなんて今では到底出来そうにもない。8時半に起きることですら苦戦しているのに。


朝起きてなんだか気持ちが沈んでいたので、元気を出すべく、好物のたらこパスタを作った。乾麺を茹でて和えるだけの簡単なやつ。たらこアレルギー疑惑があるけど、たらこパスタが好きなので気づいていないことにする。食べ始めると途中で喉がイガイガしてきたけど、これは多分気のせい。


夕方すぎまでゴロゴロして、そろそろやるべきことをやらなければ…と思っていた頃、母に「ごはん食べに行くけど来る?」と聞かれた。いつもは「スシロー行くけど来る?」とか「中華食べに行くけど来る?」などと、予め行く場所を指定されていて、小生意気な私は気分ではないときは行かないときもある。


でも今日は珍しくまだ決まっていないみたいだ。ポポラマーマに行きたいと、ここの所よく口にしていたので、父の方から「ポポラマーマ行く?」と言われ、今日は私のご意向でポポラマーマに行くことになった。(やった〜)


私はポポラマーマだいすき芸人であり、ポポラマーマ地位向上委員会会長を勤めている。店舗数が少ないせいか、ポポラマーマがめちゃんこ美味しいという事実があまり知れ渡っていない気がする。そのせいか今日みたいな土日の夕食どきに行っても空いている。空いていることは良いのだが、潰れてしまっては困るので、やはりポポラマーマの地位を向上させたいと思っている。


パスタチェーンといえば、代表格は鎌○パスタだ。近所のイオンやアリオに入っているのも鎌○パスタである。ポポラマーマは遠くにあって車がないと行けないので、近所のイオンやアリオに誘致すべくやはりポポラマーマの地位を向上させたいと思っている。


小さい頃、祖母がよくポポラマーマに連れて行ってくれた。イズミヤという小さなショッピングモールが祖父母の家の近くにあって、その中にポポラマーマが入っていた。

ボンゴレビアンコと、アンバサが私の定番だった。祖母はムール貝が入ったパスタが好きだった。祖母が好きだったメニューは今はもうなくなっている。ポポラマーマは生麺なので、おうちで食べるパスタとは全く別の食べ物のように美味しかった。アンバサも大好きだった。アンバサはほぼカルピスみたいな飲み物である。今ではあまり見かけなくなったので、製造中止になったのかと思い調べてみると、まだ一応販売はされているみたいだった。祖母はカルピスとアンバサを区別できておらず、カルピスのことをずっとアンバサと呼んでいた。祖母が亡くなる少し前に、イズミヤはイオンに変わって、ポポラマーマは無くなってしまった。


祖母との思い出がたくさん詰まっていることもあって、私はポポラマーマが大好きなのである。
祖母に連れられていた時は食べたことがなかった、タコのマリネに最近めちゃくちゃハマっている。

タコのマリネとエビとアボカドのサラダ

ここ以上に美味しいタコのマリネを食べたことがない。エビとアボカドのサラダは今日初めて食べた。コブドレッシングがかかっていて、エスニック風味がする。マリネって、酸っぱすぎるところが多いのだけど、ポポラマーマのは酸味がほとんどなくて、ニンニクと玉ねぎの甘みが十分に感じられる。行くたびにソムリエになった気分で味の研究をして、家で再現をしようとするのだけど、なかなか上手くいかない。ポポラマーマさん、タコのマリネのドレッシングを販売してください…!


いつもは定番のボンゴレビアンコだけど、母がボンゴレビアンコにすると言うので、私は茄子と吊るしベーコンのアラビアータにした。

茄子と吊るしベーコンのアラビアータ

一口食べて、勝利を確信した。美味しすぎる。茄子は天才的にとろとろだし、トマトとニンニクと唐辛子のトリプルパンチに一発KOを食らった。相変わらず麺はモチモチのモチでした。


お皿をまとめてからレジに向かったら、店員のお姉さんが「お皿まとめていただいてありがとうございます」と笑顔で言ってくれた。「とんでもないです〜。美味しかったです。」とこちらも思わず笑顔になった。

外食に行ったらお皿は毎回まとめていたけど、店員さんにお礼を言われたのは初めてだった。とても嬉しい心遣いだ。私も飲食のアルバイトをしているので、お礼を言いたくなる気持ちはよく分かる。

自分のアルバイト先に、いわゆるギャルママが小さい子供を2人連れて来たことがあった。1番下の子はまだ言葉も話せないくらいで、ギャルママは自分の食事もまともに取れておらず、子供に食べさせることで精一杯な様子だった。

ギャルママと子供たちがレジで会計をしていたので、お皿を下げに向かった。するとお皿とカトラリーがきれいにまとめられていた。そして机の上や床には一切ゴミや食べ物が落ちていなかった。

子供連れが帰ったあとは、子供用のフォークがあっちこっちに転がっていたり、食べ残しが床に落ちていたりすることがほとんどである。ギャルママも子供のお世話で精一杯なはずなのに、スタッフに対して思いやりを向けてくれたことにとても感動した。

スタッフとしては、作業量が少なくなることよりも、顔も合わせることもない、見ず知らずの他人に対して向けてくれた思いやりが形になっているから嬉しいのだ。

私も機会があったら、お客さんにお礼を伝えようと思った。

あと1時間で今日が終わるというのに、やるべき事は結局やっていないけど、ハッピーな気持ちになれた一日だったので、オッケーマークあげちゃう!
ポポラマーマに行く時には、ぜひ私を誘ってください。


ポポラマーマ地位向上委員会、会員募集中です。


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