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写真展と卒業(2022.2.25)

昨日は所属している写真サークルの4年生が開催している卒展に行ってきた。

サイコ〜だった。4年生が写真展をやるのは2年ぶりだったのだけど、前回よりもパワーアップしていた。それぞれの作品もだし、何よりギャラリーの雰囲気が素晴らしかった。

作品展示の他に、4年間の思い出スナップを壁一面に貼り付けられたブースがあった。一眼で撮った綺麗なものから、ストーリーズを印刷したものまで様々で、彼らの4年間の軌跡が残されていた。何気ない日常の一瞬がどれだけ愛しいかを改めて感じた。それにしても4年生は仲がいいな。羨ましい。

1時間くらい滞在するつもりだったけど、ギャラリーの居心地が良くて結果5時間くらいいた。コロナ以来初めて会う先輩もいたし、再来月から地方に行ってしまう先輩もいたので名残り惜しかった。

先輩と就活の話をしたり、170cmくらいあるヤバコウモリの写真を見せられたり、マダニの危険性を訴えられたり、田中みな実を目指す4年男子の家の冷蔵庫に注射器があった話だったり(ホワイトニングだったらしい)、色んなお話をして、Switchでお料理のゲームをして、後輩ともお話をした。

卒業、就職というタイミングでサークル内で長年付き合っていたカップルが2組も別れてしまった話も聞いた。悲。涙。

結婚相手じゃないなら別れましょう。となるらしい。確かに合理的である。皆現実を見始めるのか。

ストーリーズでどれだけ幸せそうに見えたカップルだとしても、いつかは別れるんだよな。ストーリーズの裏には不満が確実に少しずつ貯まっている。

まだ皆さん22歳。20代はこれからだからどうか幸せな道に進んで欲しい。


さみしい〜。先輩が好きすぎて、先輩とばっかり遊んでたから同期や後輩との絡み方を忘れつつある。

もうすぐ自分がロケット鉛筆の先っぽになってしまうと思うと、無常である。

ギャラリーは神保町にあったので、帰りに何か食べて帰ろうと思っていたのだけど、なんだか胸がいっぱいで、お腹はぺこぺこだったけど真っ直ぐ家に帰ってきた。

就活の面接対策の合間に、吉本ばななの「小さな幸せ46こ」を読んだ。エッセイ集である。その中にイタリアでの話を綴ったものがあった。仕事で海外にしょっちゅう行けるの羨ましい〜となった。吉本ばななはローマにお気に入りの宿があるらしい。「ローマにお気に入りの宿」ですって!!羨ましすぎる。

私はローマはおろか日本国内でもお気に入りの宿やらを見つけて、何度も訪れた経験はない。

小さい頃はずっと作家になりたかった。今でもその気持ちは0ではない。

吉本ばななの経歴をWikipediaで調べたら、日大の文芸学科で卒業制作が学部長賞?を受賞して、同年か翌年には「キッチン」を発表。これも大きな賞を受賞している。てか、「キッチン」ってそんなデビューしたての頃の作品だったんだ。圧巻…。

吉本ばななの父親は詩人だし、私は文芸学科とはほど遠い学科に所属しているし、現時点で吉本ばななになれる素質は0に限りなく近い。

最近はこんなことばかりをしている。占い師に憧れて、ゲッターズ飯田の経歴をWikipediaで調べたことがあった。彼は20年間も占いを独学で勉強、数万人を無償で占うことで自分なりの占いの体系を見出したらしい。到底も出来そうにもない…。

ただ、私は吉本ばななになる必要も、ゲッターズ飯田になる必要もない。

いつか誰かが私に憧れて、私の経歴を調べてくれたときに、「え、こんな経歴なんだ!意外」「私でもいけるんちゃう?」と思ってくれたら面白いと思う。

前例が無いなら、初めてになればいいのだ。

就活で鬱モードになっていたが、先輩の写真展に行くことで気分転換になった。来年自分たちがあそこまでの卒展をできる自信はないが、残りの1年間で出来る限りのことをしていきたいと思う。


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