尊い時間

私は自分の心境が1週間くらいで更新されていきますから2週間前の私はもう他人というくらい状況が移り変わっていきます。  

ところで死ぬ事はこわいですか
私はここ数ヶ月は死ぬ事よりも生きている事の方がこわいです、
もちろん痛いのとかは嫌です
しかし死 それ自体に恐怖心はありません。  

止まってしまう事よりも
これから続く見えない先の事の方がこわいのです、  

今、大学で卒業制作をしているのですが、
1カ月後を考えると少しこわいです。  

1月16日〜19日に卒業制作展があります
それが終わったら4年間の学生生活が終わるのです。長いようで短かったです。
色々な事を考えさせられたモラトリアムでした。  

私はふと、
過去が愛おしくなる事があります。
どういうことかというと、  

新鮮な目の前に現れた物事に真摯に向き合っている瞬間、とにかくそこに流れていた時間が愛おしく思えてくるのです。
その先に何が待っているのかとか考えずに何かをしていた過去の時間がなんだか今思うととても幸せだったなあと思うのです。  

慣れというのは良い事ですが、
そうなると面白みに欠けてしまう気がします。
気持ちの瑞々しさ、なくなります
何かと感覚が定着してしまい、
物事にときめく感覚が失われてしまいます。  

何かが起こる芽に期待感
それが薄れてしまった今  

その過去をを思い返すと
それが落ち着き、
いつのまにかなくなってしまったのが
少しさみしいです。  

他人も自分の周りを取り囲む物事も止まる事なく変化していきますよね、だからもう二度と同じタイミングで時間が交わる事なく、もう二度とあの瞬間、その時間は訪れないのです。  

生きているとちょくちょくターニングポイントみたいな出来事があると思います。それは全て良い事というワケではなく自分の舵を切っていく方向を示してくれる様な出来事、もう二度と同じ過ちはしない。という事を心に刻ませるような失敗であったり…  

今の自分が古い記憶から新しい記憶までしわまれた箱の中を見てそういう時の過去の自分を
遠くから見ているような感覚

手の届かない記憶の奥に
確かに存在している過去
そこにいる人にまた会いたいと
思ったりします。
例え、今関わりがある人でも
決して当時のままで今あるわけではないと思います。

………………

ここで過去の私の記事を書くのが終わっていました。この下書きを書いたのは2年前の今頃らしい
無事大学は卒業しました。