”Corporate University” タイの大手企業が作った大学

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私は今タイのノンタブリー県にあるPIM(Panyapiwat Institute of Management)という私立大学でインターンシップをしている大学4年生です。

「大学でインターン?」と思われるかと思います。

はい。この大学はちょっぴり特殊なんです。タイのセブンイレブンなど様々な事業を展開するCPグループという大きな企業が作った大学こそ、いま私がいるPIMです。

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”Corporate University” すなわちタイの大手企業が作った大学PIM。大学運営にあたり私がびっくりしたことをまとめます。

通常、日本をはじめ「大学の運営」は各学部の事務室や広報部が行うものと思っていましたが、PIMはCPグループが作った企業大学。大学運営をひとつのビジネスとして捉え、独立した「経営」機関を備えています。大企業ならではの、ビジネスをしっかり成り立たせるノウハウを活かした大学。だからここで大学運営のオフィスへ入り、インターンシップができるわけですね!

ちなみにPIMの「運営と経営」は、2つのセクションに分かれています。①Academicセクションと、②Managementセクションです。

①Academic(運営)セクションは通常大学と同じで、PIMの学生・教員のサポートを行うセクションです。

しかしPIMの強みは②Management(経営)セクションです。ここではPIMの学生ターゲットは「PIMに入学する前の、世界中にいる学生」です。CPグループが世界中に持つネットワークを活かし、34を超える国とコンタクトを取りながら、大学の知名度アップに努めています。私は今ここでインターンシップをしています。

私の感想として、「収益化に貪欲やなあ…」と正直思いました。ですが、ビジネスって決して悪ではないと思うんです。知識があって、それを社会のために活用できるなら使った方がいいと思います。

実際にタイ人のスタッフと同じ職場に立ってみて、これまで日本にいてあまり身近に感じることの無かったスピード感や世界との交渉力から学ぶことは多いです。

そして何より、勤務中に様々な局面で大爆笑しながらも、相手に敬意を表す誠実なタイ人の方々に囲まれる環境に感謝しています。

それでは、明日も幸せな1日を過ごせますように。




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