ギターって毎日練習しなきゃなの？

ここはとある一室、二人の男女が炬燵を囲んで音楽話に花を咲かせている。
傍にハチワレの猫が一匹、今日はなるとのようにぐるぐると渦巻き状になって寝ているようだ。
女が言った。
「ギターってさ、毎日練習するものなの？」
男が返す。
【そうだね、最初のうちは毎日練習した方が上達が早いよ。】
「むっふー！」
【まぁ、できるだけだけど。】
「のめり込んだらできそうだね。」
【うん、最初は楽しいと思うよ。】
「そうだよね、ギター買う事がもう楽しいもんね。」
【そうそう、買うの楽しい！で、どんどん増える笑。】
「増えるんだ笑。」
【人によるけど、ずっと同じ楽器を使う人もいれば、どんどん増えちゃう人もいるね。】
【オレはどんどん増えちゃう人だ。】
「お金かかるんじゃない？」
【お金はかかるけど、どんどん欲しくなるんだよね、不思議だよね。】
「不思議だね笑。」
【話戻るけども、ギターって練習つづけてくと、壁にぶつかる。】
「うん。」
【壁にぶつかると弾けないからつまんなくなって、練習しなくなって、最悪辞めちゃう。】
「なんでもそうだよね。」
【うん、なんでもそうなんだけど、ギターとかベースって、持ち運びできるじゃない？】
「うん、ピアノとかはできないね。」
【だから、家でいつもいるとこのそばに置いておくのがいい。】
「なんで？」
【暇だなー、ギターでも弾くかって時にパッと手に取って弾けるようにすると、意外と毎日いけちゃう笑。】
「なるほど〜。」
【でも、壁にぶつかっちゃった時はそばに置いといても弾かないんだけど笑。】
「嫌になってしまっちゃったりしそう。」
【そうだね、しまっちゃったりしそうだね。】
「弾けるようにならないと死ぬわけじゃないからね。」
【まぁ、趣味なんてそんなもんだからね、根性で乗り越えるか、気長に乗り越えるしかないね。】
「それな！」
【因みに、練習する時にやった方がいい事があるんだ。】
「なになに？」
【まず、メトロノームを使う。】
「ほう、メトロノームね。」
【今はスマホがあればアプリでいっぱいあるから、買わなくてもアプリダウンロードすればいい。】
「スマホに入ってたらすぐ使えそう。」
【利便性もいいね。】
【後は、ながら練習をしない。】
「ながらね。」
【ながらはしてもいいんだけど、時間が無駄になるね。】
「その人の性格によりそう。」
【まぁ、絶対ダメってことでもないし、早く上達したいなら、効率よく練習した方がいいね。】
「ワタシはギター練習しながらお菓子食べそう笑。」
【手が汚れるのはやめておいたほうがいいよ笑。】
「むっふー。」
【後、近くに漫画とかは置いとかない。】
「そうだね、漫画読んで練習止まっちゃうもんね笑。」
【でも、ギターが上手いにも色々あるから、練習の仕方も色々あっていいのかもね。】
「自分にあった練習法を見つけられたらいいね。」
【そうだね、楽器を通じて音楽を楽しめればいいね。】
『うにゃ〜。』