熱男の退団に思う

昨日(9/28)の朝、いつものようにyahooを開くと
「SB松田退団」
固まりました。
慌ててTwitterを開くと
「信じたくない」「なんで。なんで」
「フロントは何を考えてるんだ」
阿鼻叫喚の図、地獄絵図。

1軍の登録を抹消された時からなんとなく察するところはあったんですよ。藤本監督のコメントからもね。でも、まさかそんなことはないだろうと。
「引退」はまだ早いと。そう思っていました。
だって2000本安打してないもの。
それが「引退」ではなくて「退団」。
「退団」。他のチームのユニフォームを着るなんて。
ちな鷹さん達の悲痛な叫びや球団への怨嗟を見ていられなくて、午後までTwitterを見ないようにしていました。
まあ仕事もあったんですけどね。

午後からの会見で、退団に至った経緯と率直なお気持ちを聞くことができました。
「正直(出番がない状態で)ベンチに座っているのはきつかった」
「構想外を告げられてから筑後で練習して、40歳までやりたい気持ちが強くなった」
「大好きな野球を続けたい」
会見が済んでからいろいろと情報が上がってきて、「なるほどな」と思うことも。
例えば4年契約せずに2年契約にしていたこと。
ごく少数の選手にはそれとなく伝えていたこと。
王会長からも後押しされたこと。
そこまでの覚悟を持って退団を決意したなら、もう応援するしかないじゃないですか。

「どうして引き止めなかったんだ」という球団への怨み言もよくわかります。40歳まで野球をやりたいんだったらホークスでやればいいじゃないか。私もそう思います。
でも、出番がない選手のために枠を取っておくことで支配下になれない選手がいる。それは松田選手にとって決してうれしいことではないでしょう。

正直、来年から松田選手がホークスにいないということに実感が湧きません。
今日の時点でまだ優勝争いの真っ最中ということもあるし、他球団のユニフォームを着ている松田選手が想像できないということもあるかもしれませんね。
先日引退なさった明石選手のように、ホークスで引退を決めてペイペイドームで引退する松田選手が見たかった。
それが正直な気持ちです。

松田選手が退団の挨拶をする日はもうすぐ。
どんな挨拶をなさるのか楽しみでもあり怖くもあり。聞きたくない気もします。
でも、ファンならば聞かなくてはね。


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