2021年8月13日の日記 〜DaiGo氏の炎上に気をとられ過ぎた〜

・朝からメンタリストDaiGo氏の炎上でモヤついてしまった(Twitterをやめろ)

個人的には、彼の発言について批判はできない。同意も一切しないが、自分には批判する資格がないという思いだ。後述するように、俺自身もこの弱者差別構造の「消極的な加担者」なのだから。

氏の発言は極論だったが、「そう考える人もいるよね。内心の自由。」で終わる話でしかない。あの人は元々ホームレスに限らず、見ず知らずの人間より可愛い猫の命を迷わずとるタイプの人間だ。そう考える人がいてもいいし、口にするのも自由だ。

それにくだんの発言はYoutube上とはいえ、質問回答LIVEというファンしか観ないような半分クローズドみたいな放送上で、「ぼく個人の考え」と前置きして述べられたものだ。そんなたかが個人の感想に対して「差別扇動だ!」だのなんだと異常な吹き上がり方をしているメディアや個人こそ薄ら寒いし、胡散臭い。

実際にホームレス支援に携わっている方々が怒るのは理解できるし、真っ当だ。しかしこれまでの人生で何か支援をしたわけでもなく、彼らの現状について気にも留めていなかったような人間が、極論を述べた有名人をあげつらって正義面するのは欺瞞だろう。

そもそも、この豊かな現代社会というのは大なり小なり、ホームレスを始めとする弱者差別の上に成り立ってる。弱者はきつい肉体労働に追いやられ、落伍者は街から排斥されていく。そんな社会の上澄みに住み、その便益をたっぷりと享受してるような人間(特に高学歴インテリ層)が、極論を口にした者を批判している。まるで自分は潔白であるかのように。そこが寒い。

‥‥‥とまあ、この炎上について個人的に思うところはそんなもの。夜になって謝罪動画を出したのは意外。本音かどうかはどうでもいいだろう。建前としても、罪滅ぼしとしてホームレスの現状について影響力のある彼が詳しく発信するようなら、最終的にはWin-Winで丸く収まるのではと思う。

恐らく大半の現代人が(DaiGo氏を批判していた人々さえ)これまでの人生で一瞬も知ろうと考えなかっただろうホームレスの実状をDaiGo氏が発信するなら、こんな意義のある事はないだろう。

叩きたがりの暇人や正義に燃えるリベラルメディアは、ネチネチと追及を続けるのだろうが。

‥‥‥そんなことを考えていたら1日が終わった(Twitterをやめろ)。

・反省して、『NEWS DIET』という本を注文した。情報に触れすぎるとこんな悪いことがありますよ〜、取り入れる情報を絞りましょう!というような内容らしい。本当に最近は集中できてないので、熟読して情報ダイエットに努めたい。脱・情報デブ。

・AUBERGE 22SSの展示会に行こうかいくまいか迷っている。

・『氷菓』11話まで観た。テーマ自体は率直に言って地味だな感じたけれど、京都アニメーションの圧倒的な絵力はそれを問題にしない(いや、もちろん物語も面白い)。いいアニメだな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?