夢小説サイトをSNSでシェアOKにした話

タイトルの通りです。
個人で管理している夢小説サイトをSNSにてシェアOKとしました。
「検索避け」を大切にしている夢小説サイトが、URLをオープンな場で共有することは非常に珍しいと思いますので、私がその決断に至った考えや、現状の二次創作と検索避けについて思うところを述べます。

夢小説サイトは検索避けを徹底している

「検索避け済みの二次創作サイトのみリンクフリー」
個人で二次創作同人サイトを管理した経験がある方なら、多少の違いはあれど聞き覚えがあることでしょう。
インターネットが普及し、個人がウェブサイトを制作し二次創作作品をアップしていた頃、検索避けをすることは絶対のマナーでした。検索避けをしていないサイトはサーチやランクにも登録できないし、他の二次創作サイトと相互リンクも出来ませんでした。(効力の実際ではなく「検索避けをしている」というのが大事だったのです)
それがTwitterやPixivの普及により、二次創作の場はSNSに移り、検索避けという考えは薄れてきました。Twitterにアップされた二次創作はRTされ、Pixivにアップされた二次創作はシェアされ、拡散されています。
それが良いのか悪いかはさておき、二次創作はあるのが当たり前という時代になったのだと思います。

そんな中、個人運営の二次創作夢小説サイト(夢絵や夢漫画含む)は現在も多くが「検索避け」を徹底しています。サイトの検索にもサーチやランクを使うのが主流です。
オープンなSNSにURLを貼るのは検索避けの意味を成さないのでダメ。サイトのURLは鍵アカウントかTwitterのDMでやり取りをする。
二次創作なのだから検索避けをしなくてはいけないというよりは、検索避けをしていなければ夢小説サイトコミュニティには入れないといった方が適切なように思います。「検索避け」は夢小説サイトの村に入るための通行手形のようなものでしょう。

隠れすぎて「過去のもの」扱いされる

さて、夢小説サイトが検索避けを徹底し、知る人ぞ知る秘境の村になりました。
最近は個人サイトのくびきから解放された夢小説がPixivの小説ランキングを席巻し、「夢小説、絶えてなかったんだ……!」と感激する日々ですが、それでもなお、夢小説個人サイトは20年前と変わらず検索避けを徹底しています。村の通行手形なのは変わりません。
秘境の村に辿り着くのは少数の同志のみです。外部からは存在すら認知されなくなってきています。


するとどうなるでしょうか。外部から観測されなくなった結果、「過去のもの」扱いされるようになってしまいました。
「過去のもの」やら「古代文明」扱いされるのはまだ良い方で、「黒歴史」扱いをされたり痛いもの扱いされたり雑なあるあるネタで揶揄されたりします。率直に言って腹が立ちます。
以前にお話しした方(夢に興味ない方)からは「探しても見つからないものはないのと同じ」と言われ、先日は有名ツイッタラーの方に「夢小説の名前変換するやつは今もあるのかな?もしかして古代魔法になってる?」と悪気なく発言され、「いや現に私のサイトがありますけど!?!?」と憤慨してしまいました。

夢小説興味ない方は知らないかもしれませんが!!夢小説サイト!!!現役で存在するんですよ!!!

でもどんなに「ある!」と主張したくても、SNSにURLをポンと貼って「ここにあるんですよ!」と言うことはできないのです。なぜなら、検索避けをしているので。

夢小説サイトにTwitterのシェアボタンをつけた

TwitterやPixivに二次創作が溢れ、夢小説や夢絵夢漫画すらもたくさんアップされている現状、個人運営夢小説サイトばかり検索避けをしなくちゃならない道理ってあるのだろうか……?と悶々と考え、私は加入していたサーチ・ランキングから全て脱退し、自サイトから尊敬する二次創作サイト様へのリンクを全て外しました。

そして、自サイトのトップページにTwitterのシェアボタンを設置しました。

シェアボタンを設置するにあたり、サイトのコンテンツにパスワードでのアクセス制限をかけました。これで、興味のない人が事故って私の書いた夢小説を読む事態は避けられます。私はこれで、必要最低限の「検索避け」は果たしていると判断しました。

Pixivにシェアボタンがついてるのに個人サイトにつけてはいけない道理はないはずです。私は夢小説サイトが「今もある」ということを、全力で主張していくつもりです。

一つの選択

この記事に他の夢小説サイト様を非難する意図はありません。個人サイトは自分の考えで管理できるから楽しいのだと思います。私はこのように管理する選択をしたというだけです。
世の中の夢好きな人が楽しく夢ライフを満喫できるよう、あとは夢適性ある人が夢の世界にドボンしてきてくれるよう、私の大好きな男主人公夢小説が増えますよう、非常に個人的ながら願っています。


最後に私の夢小説サイトとPixivアカウントを貼っておくので是非見ていってください!男主人公夢小説中心です!



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