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URがやらないなら、俺がやる。

先日、千葉県千葉市花見川区さつきが丘で、マルシェを開催しました
このマルシェの立ち位置は、千葉市花見川区地域活性化支援事業に採択された「軒先珈琲」による事業です

事業名称
「空き家バンクと空き地マルシェ」

なんのことかわからないと思いますが、軒先珈琲はこれまで行政の社会実験をいくつもおこなってきました

検見川の浜
加曽利貝塚
296ストリート
千葉市美術館
花見川緑地
海浜幕張駅前
などなど

道路や河川、海辺や駅前などいわゆるパブリックな場所でポップアップでカフェを展開し、そこに訪れる人々と行政の課題を共有する「場」を作ってきました

そんな中、令和3年度に採択された千葉市花見川区地域活性化支援事業に採択されたのが「空き家バンクと空き地マルシェ」です

公共の遊休未利用空間だけではなく、個人が所有する空き家や空き地などのちょっとしたスペースにポップアップでカフェを展開することで、住民同士が顔見知りになるきっかけを作り、隣の空き家や空き地で困っている方の「話を聞く」ことにより、安全に地域防災ができるまちづくりを推進するものです

言葉で書くとなんだかよくわかりません
人は、知らないことには全く理解を示さず、否定することから入ってしまいます
そこで私たち軒先珈琲は、令和3年4月から毎月1回お茶会と称して、お庭をお借りしてポップアップでカフェを展開し続けてきました

事業計画にある通り、10月にはマルシェを開催する計画になっていましたが、計画時にこんなにも多くの方が参画してくれるとは全く思っていませんでした

昭和53年からこの場所にある、廃バスを利用したかいづか文庫

マルシェを開催するにあたりその収益をどこに還元するかを第一に考えました
このさつきが丘にはURが1968年から開発したさつきが丘団地があります
今回のマルシェのチラシを掲示するお願いをしたところ断られたので、団地にチラシを配ることはやめました

さつきが丘東小学校、さつきが丘中学校にはチラシを配布し、こどものお店を開いてくれたのが、5年生の女の子

まさに、狙い通りの出店でした

小商い

小さなお店を自分で開くには、商品を作り、売値を決め、看板を作り、商品を並べ、いらっしゃいませとお客さんを呼び込み、値段を伝え、買ってもらい、お金を受け取り、お釣りを渡し、商品を渡し、ありがとうございますとお礼をする

相手は大人です
だって、お金を払うのは大人だから

小学5年生の女の子が大人相手にお店を開くことができるんだから、大人がお店を開けないはずがない

軒先珈琲は、カフェ起業講座を開催することで、地域の人同士が話すきっかけを作り、コミュニティを育てるお手伝いをしています

次回はいつやるの?
次は出店したいなと嬉しいお言葉をたくさんいただきました

けれど、次をやるとは限らないし、誰かがマルシェをやってくれるのを待っていてもダメなんです

URは、同じ千葉市内の花見川区にある花見川団地に、無印良品と一緒に何か始めるらしいですが、大きな資本は、売り上げが見込めるところにしか手を出さない

僕たち軒先珈琲は、身の丈にあったサイズ感でまちづくりを進めていきます

来年は、さつきが丘名店街、千葉市花見川区社会福祉協議会さつきが丘・宮野木台地区部会と連携していきます

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