第11回モニター活動 駐屯地見学ツアー

8月第二回の防衛モニター活動は、三宿駐屯地と目黒駐屯地の見学になりました。
モニター活動の中で、自然発生的に「他駐屯地の見学」が出るようになり、今回、練馬駐屯地広報班の皆様のご尽力により実現しました。
見学先は「三宿駐屯地」と「目黒駐屯地」と決まりました。8月29日8時20分練馬駐屯地集合。練馬からの参加者は約10名。陸上自衛隊のマイクロバスで最初の見学地三宿駐屯地へ向かいます。木曜日の都心は台風接近を気にしながら走る車で渋滞が続きました。
余談では有りますが、私は60年以上も東京に居住しながら、初めて「三宿」と言う地名を耳にしました。
予定通り、10時から三宿駐屯地で見学開始です。ここ三宿駐屯地は、陸上自衛隊の衛生、医療のメッカです。自衛隊中央病院も同敷地内に有ります。
本日の研修施設は、「彰古館」と言う展示室前の教場です。ここで、現地集合組のモニターさんと合流し総勢15名の研修がスタートします。

本日の研修内容です。
本日の概要説明です。
私が一番興味深かったのが、上の写真に有る基本方針です。

こちらは、現在の点滴(整理食塩水)と昭和16年の点滴。当時はガラス製の容器でした。この後、「彰古館」の見学ですが、撮影はOKですが、ブログ、SNSはNGとの事でした。医療、医学についての貴重な展示物が有り、森林太郎(森鴎外)氏の肖像画や、日本初のレントゲン撮影機等が並びます。中でも非常に興味深かったのが、大正時代に起こった八甲田雪中行軍についてです。なぜ?と思いましたが、凍傷についての資料が有りました。また、乃木式義手も展示が有り、負傷した将兵が「煙草も吸えないのは可哀そう」だと言う事で将軍が考案したそうです。
この後、場所を移し隊員食堂へ向かい昼食となりました。本日は、ヘルシーデイと言う事で、メインは豆腐ハンバーグでした。

こんなメニューでした。ごはんも麦入りの優しいメニューです。

三宿駐屯地を後に、一路、目黒駐屯地へ車は進みますが、ここでサプライズ。経路変更で、用賀駐屯地の前を通り目黒駐屯地へ向かいます。本日最終見学地。目黒駐屯地に到着です。ここは、統合幕僚学校、教育訓練研究本部設置されています。大きなビルの前にバスが到着すると、目黒駐屯地の広報班の方がお出迎えを頂きました。通常イメージする駐屯地とは違い、どこか大きな会社のビルのようでした。早速、エレベータで6Fへ向かい、概要説明のための教場へ入りました。なんと、集合テーブルではなく、個別デスク。初めてです。
大戦後は接収され「恵比寿キャンプ」と呼ばれていました。このビルは、三自衛隊がフロアを担任する形を取っており、ビルの5~8Fが陸上自衛隊が管轄をしており、この階こそ、陸上自衛隊目黒駐屯地としているそうです。現職自衛官でも目黒駐屯地とは言わず「目黒地区」と言うそうです。

6階のエレベーター前には、共同国の国旗が並びます。


練馬駐屯地司令のお名前も発見!流石です・・・
この駐屯地にはモニターさんはいないとの事です。奇々怪々、理解不能な駐屯地です。
訪問記念にお土産も沢山いただきました。まずは、エコバッグ。
なんと、モバイルバッテリー!これは貴重です。
ピンバッジ。デザインは教研本部のマーク。
パンフのマークとバッジを並べてみました。

この後、各階を回りましたが、講義中の階も有り開口禁止。しかも、ノーアポ。
話しは戻りますが、目黒駐屯地の広報班長はとてもオープンな方で、レンジャー記章を付けていらっしゃいました。
私達が訪問中も、海外の軍隊の要人と思われる方がもお見受けしました。

丸一日、他駐屯地を見学するという貴重な体験をさせていただきました。残り、1年半有意義に過ごしていきたいと思います。

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