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漫才「カレー」

A どうも、〇〇です。よろしくお願いします。

B 最近ね、僕カレーにハマってまして。

A ほう。

B もう、あらゆるカレーを食べ尽くしましてね。

A あ、そうなの。色んな店に行って?

B たくさん店も行ったけど、世界のあらゆるカレーも食べ尽くしてね。

A ほう。すごいじゃないですか。

B カレーの王子さまと呼んでほしくて。

A 子供向けのカレーになっちゃうけど、いいかな?

B カレーについてなんでも聞いていいよ。

A あ、そう。じゃあ、世界のカレーで美味しいカレーを三つ挙げろって言われたらどこのカレー?

B 三つかあ。

A  世界で三つだと絞れないか。

B 決まりました。

A はい。

B ボンカレー、ククレカレー、カリー屋カレー

A レトルトじゃねえかよ。

B 結局ね、レトルトが一番うまい。

A いや、うまいけどさ。

B レトルトじゃねえかって、失礼だな。

A だって世界のって言ったから。

B ハウス食品さんとかに謝ってほしいね。

A それは失礼しました。

B ボンさんにも。

A ボンカレー、大塚食品だわ。

B そんで今日はね、究極のカレーの作り方を皆さんにお伝えしようかなと思いましてね。

A レトルト最強って言ってましたけど。

B テテテテテテ。テテテテテテ。(番組始まる音楽)

A あ、いきなり始まるのね。こんにちは。えー今日は、先生。究極のカレーを作っていきますけども。これは、普段家で作ってるカレーとは一味違うんですね。

B 違います。もう全然違います。カレーじゃない気もします。

A カレーは作ってくださいね。では先生、まずは。

B はい、まず初めにですね。炒め物をしていきますので、お鍋を買いに行きます。

A 先生。鍋はあります。ここにありますので。

B そうですか。では、火を使って炒めますので、コンロを買ってきます。

A ありますよ。ここに、ずっとあります。

B では、炒めていきましょう。(コンロひねる)カチッ、カチッ。電気代払うの忘れたので、払いに行ってきます。

A はい。払ってきました。

B 水も用意しておきましょう。(蛇口ひねる)水道代、払ってな。

A はい、払いました。

B 究極のカレーですけど、小麦粉から炒めていきますよ。

A さすが、本格的ですね。ん。先生、どうしました。動かなくなりましたね。

B 小麦が育つのを待ちましょう。

A 待ちました。小麦粉です。先生、先生。材料全部そろってますので。

B あ、そうですか。では、家の中に入りましょう。

A どこにいたの。

B と思ったら、家が無かったので、家を建てましょう。

A 先生、もう時間がないんです!

B わかりましたよ。香辛料や、野菜などを、時間をかけて炒めたものがこちらです。あちちち。

A え、先生。何を持ってるんですか。

B 究極のカレーが入ってる袋です。

A レトルトじゃねえかよ。もういいよ。


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