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「場」が冷える話。

僕はこれまで50冊の本を書いてきた中で結構沢山の「出版記念パーティ」なるものにお呼ばれしましました。
で「ご挨拶を」と頼まれて話すことも多かったんですが、そんな時、僕は会場がキーンと冷える話をします。

「本が出たからって喜んでどうするんですか?」と。
「本はそれが世に出て、沢山の人の目に留まり、必要だと思う人が手に取り読んでくれ、結果、プラスをもたらす”何か”を手に入れる行動に移してくれて初めて書いた意味や意義があるんです。

そのプラスとは決して金銭的な事だけではなく、自信とか勇気とか決断の後押しとか、ノウハウとかドゥハウとか色んなモノが考えられますが、とにかくプラスをもたらす何か!です。」と。

だからこそ、本は売れないといけない。
売れなければ多くの人に出会う確率も下がり、結果、多くの人にプラスに向けての行動を起こしてもらえない!
これができなければ本はただの売り場の占拠者です。

書店にとって売れない本は単なる売り場の置物。
だから返品をされてしまう。

もう一度言います。
本が出ただけで喜んでいてはいけません。
そこから先をイメージすることも優秀な著者の能力のひとつなんです。

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