君から続く………スピンオフ〜朝の目黒くん〜

「早く出てけー!」
後ろから聞こえる声が可笑しくてたまらない。
可愛すぎるでしょ、あれは。
まぁ、確かにつけすぎたかなぁ?
とは思わないでもないけど?
大介の身体に咲く無数の花をつけたのが自分だというのも、良い。

シャワーの音が止んだのを聞いて、フレンチトーストとハムエッグを焼き始める
「お、いいにお〜い」
もうすぐ出来るよ、そう言って振り向いた俺の前には………。
「えー!何で長袖?今夏だよ!」
長袖のシャツでしっかり身体を覆う大介。
大介のキレイな腕が見れない………。
せめて、それくらいは、と思ってたのに………。
「何でって、連が………っけるからだろ!」
キー!と怒る可愛い人にちぇー、と言うと、
連、と呼ばれる。
「何?」
「抱っこ」
腕を差し出す人にかなわないなぁ、と思う。
大介を抱っこしつつ
「大介は俺が大介に甘いって言うけど、
大介もたいがい俺に甘いよね」
「そりゃあね、一応年上ですから」
きっと、本当に残念な顔をしたであろう、俺への大介なりの優しさなのだ。
キッチン行こ、
「手伝う」
と先に歩きだすその後ろ姿にもう一度しがみついた。


あとがき

はい、昨日と今日はスピンオフという形で朝の様子を妄想してみました(笑)
ただ単にさっくんの身体に咲く云々のくだりが書きたかっただけとも言う(笑)

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