君から続く………目黒ver2

本編の前に
今日は少し早いですがUPします。
そして、先程なのですが間違って次のお話の(本編ではない)説明的なものを書いたものを投稿していまい………。
今は削除しましたが、見てしまった方、大変申し訳ありません。
以後気をつけますm(_ _)m
では!本編どうぞ!



あの日から、1ヶ月がたった。
隣に大介のいない日々。
それは、味気なく、ただ、人形のように過ごす日々だった。
勿論、仕事はきちんとこなした。
幸いな事に俺はこの時期、メインの仕事が映画の撮影でメンバーと会う機会は殆どなかった。
だが、これからはそういうわけにもいかない。
SnowManの両A面CDのレコーディング、PVとMV撮影。
ジャケ写撮り、とンバーとからむ仕事ばかり。
だから、と手を抜く事も、大介との関係がギクシャクした事を表立って出す事も出来ない。
明日はそんなCDのレコーディングだった。
レコーディングはまだ個人での収録だから良いにしても、来週からのPV、MVが憂鬱で仕方なかった。

問題のその日、俺は意を決して楽屋のドアを開けた。
「おはようございまーす」
「はよー」
あちゃ〜、結構遅く来たから誰かしら居ると思ったら………。
阿部ちゃん1人………。
居心地悪い………。
「めめ、話があるんだけど」
阿部ちゃんと大介がどうこうと思ってはいない。
何故、と言われもわからないけど、なんとなく、ね。
そんな気がするんだ。
「話し?」
だから、あの日から気まずくはあるけど、阿部ちゃんには普通に接する事が出来るんだと思う。
「大ちゃんの事だよ」
「分かった、今夜食事でも行く?」
阿部ちゃんと約束していると、
「おー!めめ、おはよー!」
「おはよー」
続々とメンバーがやって来た。
その中には………。
「連おはよ」
大介もいる。
大介はいつも通りの元気印で悲しくなる。
「はよ」
何時もどおり笑顔が返せてるだろうか?
その後、PV、MV共に無事撮影終了。
コメント取りで、阿部ちゃん、俺、大介で取らされた時は何のいじめかと思った。
地獄みたいな時間。
何とかSnowManの目黒蓮を演じきった。
そして、これからもう一つ試練が残されている。

収録後、阿部ちゃんが贔屓にしているという店に着く。
こじんまりとした小料理屋的なお店。
「良い店だね」
正直な感想だった。
「そうだろ?個室もあるから便利なんだよ」
「へぇ」
何となく、大介の事がある前みたいに話せてホッとした。

2階の個室に通されると、適当にビールを頼み、食事も頼んだ。
食事の間はお互い他愛のない話をし、店員さんが、
「お皿下げますね」
と言ってお皿を下げてくれたのを合図に阿部ちゃんが本題に入る。
「あのさ、本当は口止めされてたんだ。
絶対めめには言うな、って………。
だけど………、大ちゃんこのひと月、ずっと部屋に籠もり気味で………、仕事以外はずっと塞ぎこんでてさ………。
見てらんないんだよ。
だから、めめに話す事にしたんだ」
そうして、阿部ちゃんが話してくれた内容を聞いて、
俺は神経が焼き切れるかと思うほどの怒りにかられた。
あんの、クソ親父………。
絶対許さないからな………。
「ありがとう阿部ちゃん。俺、何も知らなくて………」
情けない………。
俯く俺の頭をポンポンと、叩くと………。
「ま、仕方ないんじゃない?
大ちゃんはめめより年上なんだし?」
「子供みたいにすんの、止めて?」
ぽそ、と言うと、くす、と笑う阿部ちゃんの声。
しかし、一転、
「めめ、あのね、俺、実は大ちゃん好きなんだ」
え?
顔をあげると怖いくらい真剣な目をした阿部ちゃんがいた。
「だからさ、今度大ちゃん泣かせたら許さないから。
俺が貰うからね」
これは、宣戦布告なんだろうか?
それとも、激励なんだろうか?
逡巡の後、激励、と受け取り
「分かった。次はこんな事、親父にさせない。
今回の事も俺がなんとかするよ」
言うと、ニコっと笑い
「じゃ、まかすよ」
言う阿部ちゃんに強く強く頷いた。


あとがき
まさかの阿部ちゃんの宣戦布告、か?(笑)
でも、管理人の中では阿部ちゃんが好きなのはめめです(笑)

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