君から続く………佐久間ver3

ドロドロに溶かされて、昇らされて、落とされる。
何度も、何度もドロドロに溶かされて昇らされて落とされた。

「………ぶか?………け」
優しく名前を呼ぶ声が心地よい。
「大………ぶか?………すけ」
優しく髪を梳いてくれる大きな手が気持ち良い。
「大丈夫か?大介?」
俺を包み込んでくれる大きな胸が大好きだ。
「大介?」
心配そうな連の声。
心配されるのも心地が良かった。
「大介?おい、本当に大丈夫か?」
あんまり心配してくれる連の声がおかしくて
「ふふ………」
思わず声が出てしまった。
もう少し心配してもらおうと思ってたんだけどな。
「あ、起きてたな。あんまり心配させるなよ」
「ごめん、ここが凄く心地よかったからさ」
そう言って連の胸に頭をグリグリさせたら、
「くすぐったいよ」
そう言って額にKissをされた。
「ねぇ、お風呂入りたい」
わがままを言うと、
「わかった、いれてくるよ」
と、甘やかしてくれる大好きな恋人。
あの時の事をちゃんと謝ってない事が気になっていた。
「起きよ」
と、身体に力を入れた時だ
「いった………」
身体中ギシギシいうし、声は枯れてるし………。
「さいあく………」
でも…………。
自然と笑いが出てしまう。
「大介?」
何してるの?
と戻って来た連を来い来いと呼ぶ。
「あのさ、俺ちゃんとあの時の事謝ってなかったから………」

〈連を傷つけてごめん〉

続くはずの言葉は
「言っただろ?
もう良いんだ、大介が今俺の横にいてくれるからそれだけで良いよ」
の言葉と共に連の唇で塞がれた。
「連は俺を甘やかしすぎだと思う」
そう言うと、ケラケラと笑われた。
その笑顔が眩しくて目を細める。
きっと、俺の行くべき道は、君のそれにつづいてるのだろう。
その道にはこれからも困難があるのかもしれない。
でも、きっと君となら乗り越えられる。
君から続く道ならきっと。

あとがき
終わり、かな?(笑)
阿部ちゃんの話とかも書いてみたいなぁ(希望)

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