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2022年3月議会の一般質問内容

五城目町議員の松浦です。
3月に入り、寒さも落ち着き、
だんだんと春が近づいてきて気持ちも明るくなってきます。

しかし、その一方で、1月~2月はオミクロン株が蔓延し
県外の移動や自粛を余儀なくされた方も多かったと思います。
私自身も今回1月末に初めての議員研修に参加できるかと思ったのですが
コロナ蔓延によって5日前に中止が決定しました。
私が2年前に議員になってから、ほぼ98%以上の自治体の新人議員が
いまだ議員研修を受けれていないという異常事態が続いています。
(滋賀にJIAMという議員研修施設があるのですが、
コロナ禍で基本的に集合研修が中止となっています)

そして、五城目町でもコロナ感染が数名出るなど、
細心の注意を払っても感染することがあるため、
不要不急な外出は禁止する場面も数多くありました。

先も書きましたが、
今年の3月末で前回の町議員選挙からちょうど2年です。
選挙がはじまる頃からちょうど世界的な広がりを見せた
コロナウイルスの影響は、2年を経ても、
なかなかその落ち着きを見せることがなく、
これまでのマスクなし、移動が自由にできた時代とは
まったく変わる行動様式が日常化していったとも言えます。

今後もオミクロン株の亜種など、コロナウイルスが変容する中で
私達の暮らし自体も、これまでの2020年より前の時代の
当たり前とは決別し、新しい時代をつくっていくそういう覚悟が
必要になってくるかもしれません。

また、ロシアとウクライナ、EU、NATOの関係など、
国際情勢の緊張にともなう、原油高、穀物製品などの値上げなど
様々な影響が世界中に出ています。人口8000人の五城目町も
その影響から逃れることはできません。

これらの影響を踏まえて、日々どのような暮らしを
各自治体がつくっていくのか。
執行部である各自治体とそれを議論する議会の
視座がどれぐらいの時間軸や深さを持つのかが改めて
重要になってくると議員の1期目を半分過ぎる中で感じています。

今回の私の一般質問は、除雪や給食費支援、若者の社会参画など町に暮らす中での生活に根付く質問が中心です。
しかし、ポストコロナの時代に暮らす上で私達はどのような選択肢を決断していくのか。
その視座にもつながる質問をしています。

ぜひ議会にも足を運んでもらえればと思います。
2022年3月8日(火)10時~11時が私の登壇する時間帯になります。

議会が身近なものとなり、
武力で物事を解決するのではなく、
対話で少しずつ話し合いを深めていく。

民主主義は、遠回りなことですが、
真摯に状況を改善するために人類が生み出した1つの
素晴らしい政治形態です。

ただ、この民主主義は市民の関心がなくなると、
まったくもって形骸化してしまいます。

議員になった当初、

「どうせ選挙に行っても変わらない」
「どの議員に言っても変わらない」
「結果、自分たちの暮らしは変わっていかない」

という状況を少しでも前向きに変えていきたい。

という願いがありました。


今回の子ども議会開催への質問・提案が
この当初の願いにつながっていけばと強く思います。

1 五城目町子ども議会の開催に向けて

(1) これまで五城目町で開催されてきた青年議会は、歴史的にどのような経緯をたどり、どのような成果を生み出してきたか。

(2) 昨年12月10日に朝市ふれあい館で行われた「総合的な学習の時間発表会」の中で、五城目第一中学校の生徒による「少年議会」の提案があった。町民に開かれた町政や議会を考えていく上で、若者当事者からの意見は貴重である。この提案を実現するために、町はどのようなアイディアを持っているか。

(3) 地域の課題解決に向けて、品川区、宇治市、倉吉市などの小中高校生が、自分たちで請願書・陳情書を提出するケースが増えてきている。また、議員の担い手不足は全国的な課題である。将来を見据え五城目小中の社会・公民・総合学習の時間に議会事務局やまちづくり課が関わり、民主主義を学ぶ授業を実践していけないか。

(具体的には小中学校でアンケートを募り、町の課題について生徒が議論を行い、その結果を陳情・請願にまとめていくなど 最短2コマあれば実施可能)


2 除雪の現状と今後の見通しについて

(1) 例年にない大雪となり、今年の五城目町の除雪は大変だった。持続可能な除雪のあり方を検討するタイミングに入っている。今冬、豪雪の影響を受けた札幌市では、今後20年間に渡り除雪オペレーターが2056人(2017年)から1207人(2037年)と4割減少することが札幌市の推計値より明らかになっている。
 五城目町の除雪オペレーターの人数の20年間の推移予測は。また、確保に向けた動きは。除雪は長年の経験値が重要となる。育成計画について町の今後20年間の方針や取り組みは。

(2) 除雪は町民にとっても毎年数千万円の予算がかかる一大事業とも言える。そのため、効率化や事業の透明性の担保が重要である。毎夏に行われる除雪会議内での毎年のPDCAの状況を確認してもらうことが必要ではないか。そこで除雪会議の議事録を公開、またzoomなどを通じて町内会などの代表的な意見を反映することが望ましいのでは。

(3) GPS以外に除雪に関するチェックはどのようにしているのか。除雪状況や除雪技術向上のためのドライブレコーダー導入の予定は。また、職員が除雪に向けてより効率的な予算運用を行うために他自治体の除雪事例を参考にしているなどのケースは存在しているか。

(4) 秋田市ではいつ除雪車が来るのかWEB上でリアルタイムに確認ができる。五城目町は除雪GPSのオープンデータ化や位置情報の公開を行わないのか。

(5) 雪を底から剥ぎ取る作業を行う際、マンホールとアスファルトの隙間に除雪車がひっかかり、除雪オペレーターが怪我をする事例があった。そのような危険な場所が大川地区だけで13ヶ所ある。 様々なエリアで放置されているこれらの危険箇所は、予算がなく修繕箇所が多すぎるため優先順位をつけて行うと建設課から聞いたが、これらの改善がないと安心してオペレーターは業務を行うことができないのではないか。
実際の修繕必要箇所は何箇所あり、緊急度が高い箇所は何箇所あるか。また、その修繕費用は総額どれぐらいになるのか。

(6) オペレーターの減少傾向とその作業の危険性、一方で今後も続く冬の雪災対策の重要性、人口減でより一層負担となっていく除雪予算、それぞれを天秤にかけた上で町としては今後どのような方針で除雪作業を行っていくのか。


3 給食費補助

 
(1) 令和3年9月~令和4年3月まで実施されている学校給食費支援金事業の成果は。

他自治体では、給食費徴収に伴う未収金の督促業務が無くなることで、教員が授業準備などに時間を割くことができて想定以上に学校現場の評判が高いなどの事例もあるが本町では反応はあるか。
今年度も実施するとした場合、給食費支援に向けての町の目標および課題は何か。


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