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2022年6月議会の一般質問内容

6月になり、田んぼに水が入り、過ごしやすい季節になってきました。
五城目町では、4月に湯の越温泉がオープンしたり、朝市に新しいパン屋さんができたりとマスクありではありますが、もとの朝市の賑わいを取り戻しつつあります。

コロナ期間を経て、五城目町では、タブレットやリモートワークの活用など様々な取り組みが生まれてきました。この2年間で失われたものもありますが、逆に変化を先取りしている部分もあります。
それらにつながる質問を今回は一般質問で聞いていきます。

1 タブレット利用の現状と今後に向けて

(1)   令和3年の小中学校でのタブレット利用状況は。(週末の持ち帰り率、利用しての授業時間数、KPIの達成率など)
また、令和4年の目標数値および現状の課題は。

(2)   昨年、e-boardなど無償の教育ツールを提案したがその後の導入は。また、現状の教育アプリの利用状況は。五城目町教育委員会として他市町村のICT教育先進事例を調査、視察、意見交換するなどの事例はあるか。

(3)   五城目町と姉妹都市の千代田区では、民間企業からDX担当の副区長が本年6月から新規採用された。五城目町でも現在ある地域資源をより活用していくためにも積極的なDX推進を進めるべくDX担当者の民間採用を進めるべきではないか。秋田県DX戦略本部との連携などは進んでいるか。町のDX推進に向けてのKPI策定はどうなっているか。現状と今後の対応は。

2 太陽光パネルなどの設置に条例を

(1)   恋地スキー場に行くまでに通るトンネルを過ぎた場所にある太陽光パネルが今冬の積雪により破損しており、清流の森や近隣に通う人たちにとって景観的に改善すべきではないか。町としての対応は。

(2)   またトンネルを抜けて恋地側の急斜面が伐採されており、そこに太陽光パネルを設置するという話がある。町民からは土砂崩れなどが起きる危険性が増し、土砂が堆積する場所には河川もあることから流域での洪水や家屋浸水を危惧する声もある。農地転用には農業委員会の許可が必要だが、林業にはそのような委員会が存在しない。熱海での土石流事件では、太陽光パネルや盛土との関係も指摘されている。(静岡新聞,2022 https://archive.ph/KS52Q)県内でも由利本荘や仙北市では条例によるチェックを入れている。町としてリスク削減に向けた条例制定などの動きをすべきでは。

冬の積雪で破損した太陽光パネル
現状そのままの太陽光パネル


3 除雪会議の透明化へ

(1)   8月の除雪会議に向けて町民からの意見をオープンにすると3月議会で町長答弁があった。これは、広報誌やホームページなどで除雪会議前に、町民の声を集め、それらの改善を除雪会議内で図るということで良いか。また、この意見を集める際にも紙だけでなく、DXを意識した意見の集約化、時系列のチェックも含めてぜひgoogleフォームなど、少しずつでもICTを利用するなど具体的なアプローチが必要と考える。町の対応は。

 

4 小学校跡地活用、森山観光資源化に向けた民間の意見を集めた会議体設立を

(1)   小学校跡地の利活用は、時間や雨天時のルールを決めて町民の利活用を推進するというものであったが、 KPIの設定がなく、今後も継続する初年度450万、次年度以降200万の予算に対して具体的なメリットが見えない。健康増進や憩いの場として何人の町民、もしくは、何人の町外の人のどのような変化を望んで本予算を計上するのか。

(2)   「いつか行きたい! 日本の春の絶景 心和む “棚田・田園風景”12選」(雑誌CREA)に森山からの景色が選ばれた。この観光資源を活用するアイディアを町としても更に発揮してほしい。町としての考えは。

(3)   昨今、キャンプ地が注目されるなど、時代のニーズに応じた新しい観光策や事業プランを考える必要がある。これまでは役場内だけでアイディアを考えていると思うが、その延長上では革新的なアイディアは出にくいのではないか。町内の人を入れつつも、町外や県外、国外の事業者、専門家を入れながら話す会議体の設立はできないか。

(4)   五城目町には数多くの関係人口が生まれている。ただ、表向きにはイベントだけで集めて終わりのパターンも多い。視察も含めて数多くの人が足を運んでいる中で、町としてより実践的に事業を起こす起業家の集客などに取り組んでいかないのか。町としてのこれまでの関係人口施策の振り返りはどうなっているか。観光資源を活かす人材の採用やアプローチは進めないのか。


5 救急車での秋田市内への搬送時間は平均何分か。また、多重発生する際はどのようにしているのか。

(1)   救急車での秋田市内の病院への平均搬送時間は何分か。平成23年には98分という答弁があったが現在は早くなっているのか。

(2)   脳卒中などで若くしてなくなる人も多い。数分が重要な症状に対して、万が一救急車が出払っている場合は、応援要請で対応すると思うが、多重発生する件数はここ5年間でどれぐらいあるのか。

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