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丸山真の不思議な旅

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2020年という激動の年から書き始めた詩を集めてあります。英訳が付いているものもあり、YouTube動画で朗読もやっています。Restarted to write the poe…
まだ小難しい言葉遣いをしていますが、だんだんと変化があります。新しいチャレンジをしていきたいと思い…
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記事一覧

薄明の足跡を数える(詩)

今のマニラはわからない。新しいウィルスだか生物兵器だかが世界中に撒き散らされ、行くことが…

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青空の郵便夫

青空の下、自転車をこぐ、郵便配達夫。左肩から、斜めにかけた、バッグに、一冊の本、を入れて…

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小鳥に話しかけよ

小鳥に話しかけよ、魚に話しかけよ。 石よ語れ。 花々よ笑い誇れ。 野を渡る風に靡いて、私た…

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ただ、雷雨を待つ

雷雨を待つ。 恋に焦がれる乙女のように、 自殺を想う多感な少年のように、 馴染みの大地と大…

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あなたは奴隷ではない

祖母の葬儀に出た日 見上げた青空は今もまざまざと目に浮かぶ 涙は出なかった 太陽は黄色くな…

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腐りゆくリンゴのように、世界が…

不正に不正義を重ねて バカどもにしか見ることのできない豪奢な衣装 を纏ったはだかの王さま

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血で贖われた林檎

血で贖われた林檎が 鳥たちの調律に心奪われ、 不覚にも堕落した。 その一瞬をプロメテウスは見逃さない。 完全無欠の黄金の炸裂を 朗らかな、蒼穹に咲き誇る笑いを 見届けたクラウンは 虹の陵辱に裁かれる。

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高貴なる、戦士たちの誇りによって

Frontierの啓蒙した 絶滅のμίμησιςが --それは天使たちの預かり知らぬ、 偽りの制圧…

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獅子が必ずしも強いのでなく

獅子が必ずしも強いのでなく 鼠が必ずしも弱いのでもない 燃えあがる神のいのち 餓えた砂漠に …

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平和で憂鬱な黒い月曜日

平和で憂鬱な黒い月曜日 燃え盛るターコイズ 抽象のケルビムの羽毛 笑いさざめく、花々のよう…

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気ちがいのお茶会

晴れやかで、花々のように 冷酷な、真っ昼間に 泥棒が頭上に王冠を戴けば 洞穴のくらがりに潜…

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機関銃よりも遅い眠り

機関銃よりも遅い眠り 鶏が三度鳴くか鳴かぬかのうちに 古代の粘土板のように 繰り返される、…

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火の言葉を語ろう

記念の柱を立てるべきでない 滅びることなき火を焚こう 善も悪も露わにする火を ダイヤモンド…

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現代のサルダナパロスたちは野菜ばかり食べている

現代のサルダナパロスたちは野菜ばかり食べているのだ。 この分断だらけの現代世界にあって 野菜を食べない人は 食べる人を裁いてはならないし、 食べる人も、食べない人を裁いてはならない。 何故なら、いずれも「無限」に預けられた 鮮血の、赦しを与えられた贄だから。

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