見出し画像

Live2D 体Yの提案

こんにちは。
フリーランスのmakotok1です。

今回はLive2Dの体Yパラメーターについての提案です。

今回の内容は、「こういう方法もある」という提案です。
この内容が「優れている」「適している」というものではなく、用途や求めるシチュエーションによってはこういう選択もあるのでは?という程度で受け取ってもらえれば幸いです。

というわけで、予防線のお話はこのくらいにして本題に。

一般的な体Yパラメーター

画像1

一般的な体Yの動きは体を上下に伸ばすといった感じだと思います。
体の構造上、単純に体が上下に大きく伸縮するわけではないので、全体的におとなしめな動きとなり、補助的な動き(個人的見解です)になるかと思います。

体Yパラメーターで【仰け反り】【前屈み】を設定してみる

画像2

体Yのプラス方向に【仰け反り】、マイナス方向に【前屈み】を設定することによって、自然に大きな動きをつけることが出来ます。

具体的に、2つの設定を同じモーションで比較してみましょう。

ご挨拶モーション

画像3

一般的な体Yパラメーター

画像4

【仰け反り】【前屈み】を設定した体Yパラメーター

「愚かな人間どもよ…」モーション

画像5

一般的な体Yパラメーター

画像6

【仰け反り】【前屈み】を設定した体Yパラメーター

喜びモーション

画像7

一般的な体Yパラメーター

画像8

【仰け反り】【前屈み】を設定した体Yパラメーター

どうでしょうか。
【仰け反り】【前屈み】を設定した方が、全体的に動きが大きく躍動感が出ているのではないでしょうか。

最後に

今回の内容は、はじめにも書いたように選択の一つとしての提案です。

今回例に示したような動きの大きいモーションについては、体Yパラメーターも前後の立体的な動きを意識することで、動きが大きくなり躍動感が増す形になると思います。

逆に、あまり動きの大きくない、ゆったりとしたモーションの場合は、体Yに【仰け反り】【前屈み】を設定してしまうと動きがうるさくなってしまい違和感が出る可能性があるので、従来の体Yパラメーターの方が適しているかもしれません。

キャラクター性、モーションの設定などに合わせて、体Yパラメーターの設定方法も変えてみてはいかがでしょうか。

なお、この方法は、正面モデルではなく、斜め向きなど角度がついているモデルで行うと、より効果が増大します。斜め向きモデル等を作成する時に試してみてください。

画像9

では、また。

画像10

ばいば~い

Live2DやE-moteを使って仕事をしているフリーランスです。お仕事募集しています。ご依頼・お問い合わせは makotok001@gmail.comまで