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話題のNFTを簡単に無料で作成できるnifty.ink


Noteの中の方がNFTにトライされていたので反応記事を書いてみました。

ビープルというアーティストが75億円でNFTを売ったことなどもあり、暗号通貨と全然関係ない人が色々NFTに関してつぶやいているを見ると、NFT発行ブロックチェーンであるイーサリアムにかれこれ5年ほど関わっている身としては嬉しいものです。ちなみに私はEthereum Name Serviceというインターネットドメインの暗号通貨版(そしてENSもNFT!)で開発チームの一員として過ごしつつ、色々自分でサービス作ったりしています。

外部の方がNFTをトライしてみるには「ブロックチェーン使用料としてイーサを購入」そしてそのイーサの価格高騰とブロックチェーン使用料(=別名「ガス」)高騰のためにNFT発行に万単位のお金が必要なのが結構ボトルネックになっているようです。

そんな方々におすすめしたいのがこれ、https://nifty.ink 

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お絵描きアプリとNFTマーケットプレースが一体化したサイトです。そしてこの記事ではNifty.inkの特徴を色々紹介していきます。

1. ガス代がかからない


1に関してなのですがxDAIというイーサリアムのサイドチェーン(イーサリアムの兄弟版みたいな感じ)を使っていてそこのガス代は非常に安いので運営もとがガス代を立て替えてくれているためです。そしてx DAIという米ドルと価値が紐づいたステーブルコインというものを使っているため暗号通貨のイーサが価格高騰しても影響なしです。

2.作ってすぐ 公開、値段設定可能

イーサリアムなどの暗号通貨を扱おうとした際に最初の問題はどうやってイーサを買うかなのですが、その次の難関はそのイーサを保管するウォレットをどうやってインストールするかになります。しかしながらこのサイトではウォレットを自動的に作ってくれるので、作品を作った後、その場で値段を設定し、買ってもらった代金がすぐにそのウォレットに溜まっていきます(ブラウザのキャッシュがクリアされるとお金が消える可能性があるのである程度溜まったらちゃんとしたウォレットに移管することをおすすめします)。

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そして買ってくれた人のウォレットアドレスが絵の下に表示されていきます。イーサリアムのウォレットアドレスは16進数の文字の羅列なのですがENSで名前を登録することで「kalis.eth」といった名前も表示可能になります。このサイトではなくイーサリアム上でのマーケットプレイス大手であるhttps://opensea.ioなどで販売したい場合は「アップグレード」ボタンを押すことで転売可能ですが、その時には結構なガス代を払う必要があります。上記の例では115ドルとあって非常に高いのですが、私の作品を5〜6ドルで買った後、自腹でガス代払ってOpenSeaに載っけている猛者もいます。

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3.リプレイ機能

NFTの有用性の議論として「画像コピペすればいいじゃん」というのがよくあります。確かにOpenSea上で有名NFTの偽物をつかまされたという話もちらほら聞きます。その点Nifty.inkでは画像のアップロード機能がないのでコピペ作品をつかまされることはこのサイト上で購入する限りはありません。そしてお絵描きアプリと一体化しているのでリプレイ機能で描画手順を眺めることも可能です。

こういった精密なのを書いている人の技法なども勉強になります。

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基本的にこのお絵描きアプリ使い勝手はすごく悪いので上のような作品は稀でほとんどが落書きに毛が生えた程度です。なので私のようにプロでもなんでもなく、年に数度バースデーカードにイラストを添えたりする程度の身でも気軽に出品することができます。昨年の末に描き始めて、一度は飽きてやめていたのですがここ最近のNFTブームでまた再開しました。Twitterに流れてくるイーサリアム関係の業界ネタをテーマに描いたり、オンラインイベントの出演者を描いたりしています。

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売り上げが100ドル越えるのに半年ほどかかったのですが、その次の200ドルまでは10日で達成しました。一度に描いた作品は版画のように枚数を設定できるのですが、そうすると逆に値付けで悩んだりします。1ドルのものを100枚売ったり、1ピンものを20ドルで売ったり色々試行錯誤しています。今のところは5枚すって1枚を自分でキープ、1枚をNFTの題材モデルにあげて、残りの3枚を5〜10ドル程度で売るようにしています。

他のプラットフォームだとNFT発行するだけで万単位のお金がかかってしまうのでカジュアルに始めたい人におすすめです。

なるほどなるほど。確かに送客エンジンがぱっとみ存在していないので「インスタグラム等でアートを発表してて、ワールドワイドにファンがいる人に限定されそう」という結論に落ち着く理由もわかります。ただそれは「暗号通貨のお金の導線」があまり見えていない外部からの考察になるかなと思います。中の人から言わせるとDefi(Decentralised Finance),メタバース、ソーシャルトークンなどを駆使したさまざまな設計が可能となってくるので、そこらへんの考えがまとまったらまたノートにまとめたいと思います。

それまではnifty.ink で私の作品を買ってくれたり、Clubhouseに呼んでいただいたりしてもらえると嬉しいです。



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