持たざる自由と持てる不自由

誰からも省みられない人生をあなたは全う出来ますか?

いろいろなものをその手に得ている人間はそれを得ていない人間よりその得ていることが当たり前になってそれが幸運であることの感謝の心に鈍い場合が多い。そういう意味で持たざる人間は持てる人間より自由であり、持てるが故に不自由なのである。
承認欲求があることで一見すると不自由に見えるがそれが満たされている状態の方がその幸運にまみれて心が鈍くなっており、鋭さに欠けていてそれを失ってしまいがちになっている。持てる不自由というものは持たざる自由よりも人間を窮屈にして面白味を失ってしまいがちで、歌詠みは持たざる方が詠める。