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まるきり新作のロボットアニメってもう25年前っすね。それ以降は25年前以前のコンテンツが再三。ヴァルキリーがロボットかどうかが今ひとつ微妙でな。あれは飛行機やと思うのよ。
アニメもそろそろラノベ由来の異世界コンテンツとは違うものやってもええと思うんよ。南極行く話はおもろかったし吸血鬼すぐ死ぬはゲラゲラ笑ったよ。
それにスクールアイドルはそろそろもうええんとちゃいますやろか。
5年くらい前に知人のオタク女子がツインテールのことを語ってもうええんちゃうかと。今その人は鬼滅の刃っすよ。実際鬼滅の刃とゆるキャン△は普通に見てますわ。アニメのターゲットマーケティングっての仕方ないんでしょうが、本当に面白いアニメ作るなら作り手がもっと儲からないといかんよ。
だからスーパーカブのような奇跡が起きるのも数年に一度だと思います。
異世界コンテンツで十二国記のようなシノアズリはあってもジャポネズリないでしょ。誰もラノベでそういうの書かないので。鬼滅の刃はそれですわ。だから興行収入ランキングでジブリを抜く。需要はあるんです、ジャポネズリアニメは。
西洋ものの魔法と異世界コンテンツのラノベばかりなのは、日本文化のコンテンツや古典作品をあまり知らないんだと思いますわ。
ジャポネズリアニメの方向がせっかく高水準のガラパゴスになってるんだから海外から取り残されるなんてのは付和雷同であって、堂々とガラパゴスの豊穣の海を深めたらええんです。
ジブリや鬼滅の刃が出来て他の人々が出来ないかというとそれは違うでしょ。出来ますよ。
きっと魅力的なジャポネズリアニメがこの先作られますよ。作り手が儲かるようにすれば。
呪術廻戦もジャポネズリアニメですし、陰陽道以外には手付かずのコンテンツに日本霊異記があるじゃないですか。あの古典を現代テイストでジャポネズリアニメにしたら結構見応えあると思いますよ。うる星やつらとは違う切り口でやるんすよ。

追記2022年1月8日
千と千尋の神隠しに感じていたどこか納得出来ない感じはきっと言ってもわからないと思ってずっと黙っていた。あの話はブラック就労の話である。
労働環境という視点でジブリ作品をみると児童労働が禁じられていなかった時代のヨーロッパがモデルのラピュタや労働基準法以前の日本社会がモデルの千と千尋の神隠しなどがあり、働くことの本質にブラックもホワイトもないという考えが前提であるように思う。
千と千尋の神隠しが世界的大ヒットしたのは奴隷的な労働をしている人間がとても多いことを正直に語っており、働くことの根本的なことを見直そうという世の中で今まで通り放映して喝采を浴びているということはそういう働き方を見直そうというつもりは大多数の人間にはないということだ。
アニメ業界というのは構造的ブラック就労の最たる業界で、ufotableが新規のアニメ制作をどうしてしないのかの理由をちゃんと考えた方がいい。ブラック就労で働いても儲からない状態で作品を搾取することに慣れきっているからだ。千と千尋の神隠しの湯屋はジブリのことだという。
だから千と千尋の神隠しの興行収入を鬼滅の刃が抜いた現代では千と千尋の神隠しの論理ではもうアニメは作れないのにジブリはその遺産で相変わらず食べている。ジブリは全くの新作を作るべきだ。
ブラック就労でアニメ制作をせず制作に関わった人間たちにちゃんと収入が配分されるような状態で良質なコンテンツをガラパゴスの海で作って行くのが日本の未来ではないのか。