アニメ

アニメという言葉の日本語は手塚治虫がアニメーションの略称として称しはじめた用語である。日本で初めてアニメと呼ばれた作品は鉄腕アトムである。ラテン語のアニマからきており命をふきこまれたものという意味である。
私は小さい頃からアニメを見て育った。
ロボットアニメやSFアニメなども夥しい頃からだったが宮崎駿がそうだったようにアニメはいつの頃からかロボットとSFをあまりやらなくなり、エヴァンゲリオンも完結したので唯一ガンダムだけが新作を作り続けている。新海誠もデビューしてから秒速5センチメートルや言の葉の庭の前はバリバリのSFアニメだった。
君の名は。も天気の子もすずめの戸締まりもSFの要素がある。
人間の勇気や愛というものはどういう姿をしているかということをアニメではよく描く。
日常系アニメのゆるキャンやスーパーカブのように女子高生におじさん趣味をさせてみるというものや、ぼっちざろっくのようにバンドやってみても人間の勇気や愛を描くと、実はガンダムも人間の勇気と愛を描いており、水星の魔女はその色彩が濃くてロボットアニメである。
東日本大震災後にアニメには異世界転生ものがとても増えて、その理由は命というのは死んでもその続きがあると信じたい気持ちから異世界転生して生きていって欲しいという願いが込められているのだという話をネットで目にした。異世界おじさんなどのように現実世界と異世界を行き来してサターンゲームのように生きているおじさんが出てくる異世界転生などがあると、おもしろさのリアリティはどこに宿るかでアニメはおもしろくもつまらなくもなる。
アニメが日本の日常と幻想世界とを描くことが多くなったのは日本社会の変質が大きな理由で、パラレルワールドの日本が舞台だったリコリスリコイルのようなサイバーパンクはむしろ少なくなっている。
良くも悪くもアニメには時代の流行があり、現代社会の理不尽の溝が深くなればなる程、アニメには可愛い女性が多く登場して懊悩はもう描かれることはない。
日本の映画館に行く人の多くはアニメを観に行く。クールジャパンは失敗した。だがアニメはこれからも作られ続けていく。