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生活することそのものを仕事とするならどうなるのであろうか

意識高い系の発信をミドルエイジが急にやりだすのをミドルエイジクライシスと言うらしい。
ザ・インターンというロバートデ・ニーロ主演映画の冒頭にリタイアした主人公が朝7時15分には雨の日でもスタバに行き、社会に参加している気分を味わう、というのがある。
ジャービスコッカーというツイッターアカウントが学校あるやつも仕事あるやつも何もないやつも一日頑張ろうと言っている。
実は仕事があってもなくても主体的に社会に参加する方法は必ずあって、1億総活躍社会とか言わなくてももう充分人びとは何らかの形で社会にそれぞれ参加しており、生活することそのものを仕事ととするとか、自宅警備を職業と認めれば、怠業者と疎外する理由も消滅するであろうし、リスクを引き受けた分だけ収入は得られるのであるから、所得の再配分をしてせっかく生きている人間たちを毀損することもないだろうとは思う。ほんの少しの収入で生きている人間というのは実に沢山いて、最低限の欠乏から自由であるならそれは実に幸運なのである。