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本と空間

ふくしとぼうさい日記703日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

12月から、図書館及び関連施設のない池子に図書スペースを作ることができないか、住民の方からのご要望をいただき、活動をし始めています。

来月から、逗子市の空き家を活用した拠点で、子どもマンガ図書館を行う予定です。

次年度から、JR東逗子駅隣の広場の再開発に関する意見徴収が始まり、東逗子の活性化とあわせて、図書館分室を含めた住民が集まりやすい工夫のあるスペースづくりが求められます。

今までの人生で、本と空間づくりという機会に触れてきませんでした。

そんな中、今日早稲田大学にある国際文学館と、早稲田にある夏目漱石山房記念館に行ってきました。

早稲田大学の国際文学館は村上春樹ライブラリーと呼ばれる施設です。

概要
当館は、文学資料館であり、また文化交流施設です。
「村上春樹ライブラリー」の通称に示されるように、刊行された村上春樹作品を―日本語・日本語以外のものをあわせて―所蔵しています。関連書とあわせて、ギャラリーなど閲覧スペースでご覧いただける蔵書が3000冊(2021年10月現在。以下も同)あります。
刊行書でも初版本など貴重なものに加えて、村上氏からの寄託・寄贈を受け、研究書庫には、執筆関係資料、インタビュー記事・作品の書評、海外で翻訳された書籍(50言語以上)、さらに村上氏が蒐集したレコード・CDを中心に収集しています。
資料の収集・整理を、開館後も継続し、適宜研究者の閲覧に供するようにします。これが、「村上春樹文学」「国際文学」「翻訳文学」の研究の進展や、新しい表現活動の展開に寄与するようにします。
図書資料についてはWINEを利用して調べることが出来ます。また、その他の所蔵資料は館内端末の文化資源データーベースから検索いただけます。
館内施設には、階段本棚、ギャラリーラウンジ、オーディオルームのほか、多くの方々がご自由に利用できるカフェ、ポケットパークがあります。館内利用をお手伝いするキャストがいますので、足を運んでご体験ください。
当館主催のセミナー、イベントも随時開催するほか、関連の深い企画に協力をします。
ミッション
当館は、誰もが集う「文学の家」を皆さまと創造するための施設です。
村上春樹さんの作品を愛する~ちょっと興味がある、も含みます~国内外の方々に利用していただく準備を整え、利用者みなさまの新しい発見と交流を促すことを企図しています。
キャンパスそのものをミュージアム化するという早稲田大学の目標の一つに関連して、文学を体験する場所として多くの来場者を期待しています。
運営は、早稲田大学文化推進部・国際文学館事務所が担当し、「村上春樹ライブラリー募金」で集まる寄付にも支えられて、当館所属研究者の活動を推進しています。
※ホームページより引用

誰もが集う「文学の家」を皆さまと創造するための施設
この言葉のように、落ち着きのある開かれた空間、会談で本が読める図書スペース、おしゃれなブックカフェ、ゆったりと流れる時間が上質な時間で、私も1時間本の世界に浸りました。

その後に、早稲田にある夏目漱石山房記念館に行ってきました。

漱石を発信する活気とにぎわいのある記念館に。
漱石文学とともに、ゆったりとした時を過ごせる記念館に。
新宿区は、夏目漱石が生まれ育ち、その生涯を閉じたまちです。漱石が晩年の9年間を過ごし、数々の名作を世に送り出した「漱石山房」のあった地に、漱石にとって初の本格的な記念施設を整備します。
記念館のめざす姿
「漱石山房」の一部を再現し、漱石が暮らし、執筆した空間を可視化します。
記念館内に書斎・客間・ベランダ式回廊など「漱石山房」の一部を再現します。
文学館としての基本的機能を備え、初の本格的漱石記念館としての役割を果たします。
通常展のほか、特別展や講座・イベントを開催し、漱石やその文学の世界を紹介します。
漱石のすべてがわかる「情報センター」をめざします。
気軽に誰でも利用できる、利用者にも地域にもオープンな記念館を目指し、魅力ある交流スペースを整備します。
漱石の著作や関連する本を読みながら、ゆったりと過ごせる図書室やカフェを設置します。
地域や大学・民間企業等、他機関との連携・協力を重視します。
地域の方々や企業・大学との連携を大切に、地域の博物館として活動します。
※ホームページより引用

こちらも素敵な場所でした。
記念館・展示室は博物館としての位置づけですが、地下には小規模ながら図書室がありました。


1Fの開けたスペースにおしゃれなブックカフェがあり、こちらでおいしいコーヒーをいただきました。

図書館とカフェが同じ空間にあることで、多くの方がゆったりと時間を過ごせるスペースになります。

はじめた学んだ本とスペースの関係性。
逗子でも素敵な空間が作れる可能性がありますね。
どう公共施設や場所をデザインして、作ることができるか。
インクルーシブな図書とスペースを考えたいと思います。
ひとつのヒントをもらった貴重な一日でした。

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