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アイヌ音楽を聴く。アイヌ文化フェスティバル 2024年8月31日 有楽町朝日ホール

新井満 - イランカラプテ(2016)

作詞:秋辺デボ・新井満
作曲:新井満

オープン後に会場でループでかかっていた曲。「イランカラプテ」というアイヌ語の挨拶を北海道のおもてなしとして広めるためのキャンペーンソングとのこと。


舞香 - 演劇「神々の謡~知里幸恵の自ら歌った謡~」

一人芝居の技術力に単純に驚き感動しつつ、アイヌ神謡集(1923)の著者・知里幸恵の生涯を描く内容にも感動。生まれつき弱い体で差別を受けアイデンティティに苦悩しながら執筆への情熱に向かう過程が描かれた。
知里幸恵は享年19歳。


音楽公演/Pete

トンコリ奏者・制作者で、元フィッシュマンズのローディでロックバンド経験者だそう。楽器の紹介、伝承楽曲を紹介とともに演奏。どことなく冷たさがある音色とメロで2小節反復多め。いや〜聴けてよかった!
バンド出身らしくエフェクターを駆使する場面も。

古式舞踊公演/平取アイヌ文化保存会

何が良かったって、歌!!
トランス状態を陥りそうになる強力な反復に、やや早めのテンポ。そしてやはりメロディは冷たいのだよな…。用語はわかんないけどキーと1音下の感覚。
舞踊は誰かに見せるためのものではなく(非商業)、自己表現のためと言われているそう。

口承文芸/平村晴美「キツネのチャランケ」

アイヌ語によるメロディ?付きのお話。
「漁師が鮭を取っていたところ狐が食べてしまったので罰を与えた。狐は納得がいかず狐の神に訴えた。狐の神は夢に現れ「鮭は人間だけのものではない」と言った。全くその通りだと思ったアイヌは狐の神に謝罪した。」


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