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Apple Vision Pro半日ずっとかけたまま過ごしたレビュー #AppleVisionPro


Apple Vision Proが家に来た!

初日に注文、2/2にアメリカの某転送倉庫に到着、そこから速攻当日に転送処理、Fedexで配送。2/5午前に家に来ました。いらっしゃいませ。

箱がでかい

とにかく箱がでかい。絶対わざとでかい箱にしてる。
価格は結局60万円ぐらいだったんだけど、それだけの価値を持たせようとしてる。ずるい。でも嬉しい。ちょろいぞ人間。

Apple製品あるあるですが、まぁ梱包が綺麗。美しい。これだけで大変お金がかかってそう。10万円分は箱台です。

箱から出したapple vision pro

装着して最初に思ったこと

最初にApple Vision Proを装着して思ったことは、綺麗すぎて画面感がないってこと。マジで綺麗。そこに画面がある感じがしなくてスキーのゴーグルかけて少し世界が暗くなった感じがするぐらい。よくある液晶の網感とかゼロ。あとVRゴーグルあるあるの視野角が…みたいな話。実際Apple Vision ProはMeta Questと比べると視野角狭いらしいのですがそんなことが一切気にならない。なんで。今まで我々VR業界はなんで視野角を追いかけていたのか。Appleの前では視野角問題は無力。一体気にならないです。びっくり。

セットアップ

ログイン

めっちゃスムーズです。本体をバッテリーに繋いでかぶるだけ。
それだけで起動します。神か。電源とかそういう考え方はないのね。
その後、iPhoneを使ってセットアップします。
iPhoneにapple謹製円型の二次元コードが表示されます。apple watchを連携させる時と同じような手順で、iPhoneをVision Proの目の前に掲げるとそのままapple IDが認識されます。

実は日本のでも使えるApple ID

さて、いろんなところでApple IDの米国発行のものだけ対応と書いてありました。本当にそうなんでしょうか。
半分本当で半分本当です。
Apple Vision Pro自体には日本のものでもログイン可能です。
ただし、日本のApple IDだとApp Storeは使えずアプリは落とせません。
よって日本のApple IDだとデフォルトアプリしか楽しめない事になります。
ここからがポイントなんですが、iPhoneと同様にapp storeのapple IDだけ切り替えることができます。そうすると本体のapple IDは日本、app storeのapple IDはUSみたいな感じに分かれるんですが、app storeも普段のapple端末との連携も使えるApple Vision Proが爆誕します。ワイワイ。何一つ不便がない

まずはキャリブレーション

どんなデバイスもまずはキャリブレーションからです。特にApple Vision Proはアイトラッキングが重要になるので、アイトラッキングのキャリブレーションを行います。これはいつもの方法とあまり変わらず、画面に現れる点をみていくだけです。
その際に一緒にハンドジェスチャーの練習もします。
ハンドジェスチャーは、親指と人差し指をくっつける動作なんですが、画面に現れる点を見ては親指と人差し指をくっつけるだけです。簡単。
それを暗い環境、中ぐらいの環境、明るい環境の合計3パターンぐらいしました。

そが終わるとチュートリアルです。ウィンドウの動かし方とかホーム画面の出し方とかを教わります。

めっちゃいいぞペルソナ

チュートリアルとどっちが先か忘れましたがペルソナを作ります。これがめちゃくちゃリアルですごい。
作り方は、

  1. Apple Vision Proを手に持ち本体正面を顔に向ける

  2. 顔をみぎにむける

  3. 顔をひだりにむける

  4. 上を向く

  5. 下を向く

  6. 歯を出さずスマイル

  7. 歯を出してビッグスマイル

  8. 眉を上げる

  9. 目をつぶる

  10. Apple Vision Proをかけて20秒ぐらい待つ

以上で完了です。これだけで自分かそっくりの姿が作られます。Apple Vision Proを用いてTeams MTGやZoom MTGをするときにこのペルソナは使用することができドヤることができます。今だけのチャンスです。このタイミングで60万円払って手に入れたことをドヤることができるのはペルソナを使った瞬間です。
他にもペルソナは有用な使い方ができて、多少鼻をほじろうと反映されないのでMTG中に鼻をほじりたくなった時にも非常に便利です。

操作は基本アイトラッキングと指

アイトラッキングの精度がどんなものかみなさん疑問に思われるでしょう。案外良いです。結構正確。ただめっちゃ使っていると10%ぐらい失敗します。これがフラストレーションです。この10%を1%にできたらだいぶ使い物になるかと思います。
あとアイトラッキングはそこまで早くないです。視線を移動してから0.3秒後についてきます。この若干の遅れが苛つきを生みます。これはアップデートで結構早くなると思われます。アプデで良くなって欲しい。appleの技術者がんばれ。

Apple Vision Proのすごく便利なこと

IDPWが全てiPhoneで保存しているものが利用可能

そうなんです。safariで保存したIDPWや1Passwordで保存したIDPWが普通に使えるんです。ちなみにApple Vision ProではOptic IDと言って虹彩認証で認証されます。

Optic ID

これまで指紋のTouch ID、顔のFace IDと搭載されてきましたが、ついに目のOptic IDまで搭載されました。これによってApple Vision Proをつけたまま、特に頑張ってキーボードを打つことなくそのままIDPWを入力可能です。すごい便利。最高。これはQuestには真似ができない。

Macbookの画面のミラーリング

最高です。Macbookの画面を巨大にして空間に出すことができます。普通のオフィスワークはこれで完結。キーボードもマウスパッドも使えます。
ちなみにコネクト時は、macbookをApple Vision Proで見るとApple Vision Proが自動的にmacbookを認識ディスプレイの上にconneectボタンが付き、それを押すだけで作業開始できます。最高か??
ちなみにApple Vision Proは日本語入力が一切できません。全部英語。
ただし、Macbookのミラーリング時は普通にMacbook側のOSを使って作業するので日本語入力可能です。よって日本語入力したい時はMacbookへ。
弊社は大嫌いなTeamsを利用しているのですが、Apple Vision Proでカメラオンボイスオンで参加、macbook側でチャット対応みたいな感じで参加してます。そうすると日本語使える。

Macbook使っているとカーソルを出せる

iPadを使っているとiPadにmacbook側からカーソルを出せると思いますがあれと同じことをmacbook側からできます。これでmacbookについているマウスパッドを使ってApple Vision Proを利用可能です。便利。天才か。

今まで生活でやっていたことが全部できる

これめちゃくちゃ大事だと思いました。これまで仕事しててやってたことがApple Vision Proつけた状態で全部できます。天才。Xもバッチリできます。スマホもある程度見れる。かなり完璧。キーボードだって普通に見れる。エクセルもパワポも使えるしコマンド打つこともできるしコーディングだってできる。
その上画面増やせるしなんて素敵なんでしょうか。

Apple Vision Proを一日つけて気がついたこと

おける画面には限りがある

よくいうじゃないですか、バーチャルなので空間にいくらでもディスプレイが置けるって。半分以上嘘です。置けるんですけど、置ける範囲は限られるし、その範囲における個数は限られる。
座っている場所の120°ぐらいがスイートスポットなのでこの角度の正面の位置の取り合いです。尚且つ重なると見えなくなるので、まぁ置けるウィンドウなんて3個がせいぜい。よって取り合いです。

ウィンドウが邪魔

Apple Vision Proに最適化しているアプリであってもwindowがついているものもあったりしますが、windowって無駄に空間を占有するので邪魔です。うざい。それよりもオブジェクトだけのアプリみたいな方がはるかに小スペースで素敵です。
例えば時計を表示するにしてもウインドウで表示するのではなく、数字だけ浮かんでいる方がスマートで良いんです。周りの枠はいらない。それを少し遠くの右上の方に浮かべておくだけの方が使い勝手良い。よってAppleが唱えるSpatial Computingの世界においてはWindow型アプリよりもObject型アプリの方が重宝されていくことでしょう。

アイトラッキングは使いよう

アイトラッキング精度高いので便利なんですが、前述のようにスピードが遅いだとか小さいものを指定するのは不便だとか悪いところもあります。
ただし、離れたところにあるアプリのボタンを選択するにはめっちゃ便利。
よってそこまでスピードを求めないアプリでUIが大きいものは使いようがありそうな気がします。

楽しかったアプリ

Disney+

ご覧くださいこの楽しそうな感じ。Disney+はDisney+専用の環境が用意されていて、ディズニーシアター/アベンジャーズタワー/モンスターズインク/タトゥイーンから選択することが可能です。
また、対応コンテンツだけですが、3Dで映画視聴が可能。映画館でしか見れなかった3D版が家でも見れるのよすぎ。最高。ありがとうございます。

Dinasour Encounter

いつの世も変わらないなと思ったんですが、VRといえば恐竜。これまでもVR業界には恐竜戯画と言ったような万人に愛されるVR初心者向け恐竜コンテンツがあったのですが、Apple Vision ProにもApple謹製恐竜コンテンツが搭載されています。その名も「Dinasaur Enchounter」。最初に広がる画面から蝶々が飛んできたと思いきや、目の前に火山噴火後の土地が広がり、恐竜がやってきます。Apple Vision Proの画質が良すぎてめちゃくちゃ綺麗に見えるのがすごいところ。本当にすごい。

Spatial Photo/Video

最高です。めちゃくちゃ綺麗に3Dで見える。見える見えるぞ前に撮った可愛い猫の姿が。よかったこれまでずっとiPhoneで猫のSpatial Video撮り溜めてて。涎垂らしながら猫のSpatial VIdeo見てますが、本当にそこにいるみたい。可愛すぎる。いい世の中になったもんだ。

Apple Vision Proのここがダメ

飲み物飲みにくい

ゴーグルが邪魔で飲み物飲みにくい。ストロー必須。

夜の部屋だと明かりが足りず早く顔を動かすと残像が出る

飛影か?めっちゃ残像が出る

フロントカメラの写りが悪い

単に性能が悪い気がする。次回は顔が外に見えるeye sightとかいらないから、カメラ性能アップさせて欲しい。

最後に重さに関して

みんな重い重いって言ってるけど案外耐えられる重さのような気がします。本日到着後8時間ぐらいつけっぱなしで後としていましたが頭が痛くなるようなことはなかったです。Oculus時代からHMDつけているので慣れてしまっているというのはあると思いますが。
また、明日も8時間以上つけたいと思います。

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