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上白石萌音『ジェリーフィッシュ』

 上白石萌音さんのアルバム『name』(2022年7月13日発売)に収録された『ジェリーフィッシュ』の歌詞を書かせていただきました。

 敬愛する作曲家 金子隆博さんからいただいたお話。国民的女優であり、あまりにもの豪華作家陣の中で、どうにかなってしまいそうな気持ちの中、書かせていただきました。

 大人感のあるJAZZサウンド。濃密で緻密なメロディーに上白石萌音さんの優しくつよい歌声が心地良いトラック。母音の響きが耳、心をくすぐります。歌詞を書きながら、音楽を未来へ持っていくのだという感覚がありました。全魂を没頭してゾーンに入り、ぼくが書いたというよりも、何か人知を超えたような大きな力が働いて、気が付いたときには書けていたという歌詞。ミラクルが起きました。

 ジェリーフィッシュは日本語ではクラゲですが、スラングとしては臆病者という意味も持っています。

 混沌とした時代の中、モラトリアムな弱さを持ってしまった時代子達。はぐれながら泳ぎ続けるぼくたちはつながり合うことを求めている。

 あなたの心に届いたらいいなと思います。

 YouTubeでも聴いていただくことができます。(でもCDショップでジャケットを手にしていただけたら嬉しいな)

Makoto ATOZI


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