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「日本一高い栗羊羹」を発売した理由。

Boa tarde!

今日は朝までの仕事を片付け、久々にゆっくり過ごしました。
Yahoo!ニュースでは「早くも「早くも「渋滞45km」!? 高速道路は10日夜から激混み」の文字がありましたが、お出かけの方お気をつけて。

さて、今日は茨城の小さな和菓子屋が「日本一高い栗羊羹」を発売した理由というこちらの記事をご紹介。

茨城県の和菓子屋さん、株式会社常陸風月堂さんが1本1万円の日本一高級な羊羹を作った時のお話しが出ています。


そんな大好きな飯沼栗で作った栗蒸し羊羹が「万羊羹」。1本1万円の日本一高級な羊羹です。私たちみたいな和菓子屋が、なぜ1万円という価格にしたのか。それは解決したい2つの課題があったからです。

https://logmi.jp/business/articles/329147


1つ目は栗農家さんの問題です。農家さんは価格を自ら決めることができません。市場に価格を左右されて、需要と供給のバランスによって価格が決定します。ある年では品質が向上、収穫量も増えているのにかかわらず市場価格が下落し、収入が2,000万円も減った年があったそうです。

https://logmi.jp/business/articles/329147


もう1つの課題は、和菓子屋の廃業による減少です。<中略>
原材料・人件費が高騰をしているのにもかかわらず、適正な価格転嫁をできない。結果、利益を上げるどころか新商品の投資を行うこともできない状況があったりします。栗農家さん、和菓子屋さんともに利益を上げにくい状況では後継者は育たず、将来的にはどちらか一方が廃業してしまうだけで生産することができなくなってしまい、消費者の方をがっかりさせてしまいます。

https://logmi.jp/business/articles/329147

この課題は多くの企業、お店が抱えているのでは?

これは結構多くの企業やお店が同じように抱えている課題ではでしょうか?しかしなぜ課題を抱えたままなのか?
それはこの一文にあると思いました。

弊社でもこれまではそうでしたが、「和菓子店では高い商品は売れない。値上げをしたらダメ。10円値上げをしたら売れなくなってしまう。お客さまが来なくなってしまう」という呪いにかかっています。

https://logmi.jp/business/articles/329147

まさに呪い。

観光関連でもよく目にしますが、
日本は長いデフレのせいで「安くていいのがが当たり前」に馴れてしまっています。
高度成長期で放っておいてもお客さんが来る時代は数がさばけるのでそれでもやっていけたかもしれませんが、少子高齢化の日本では厳しい状況だと思います。
なので価格に努力を適正に転嫁して、それを適正な人に届けるのがこれからより重要になってくると思っています。

余談ですが、かなり前にアイスのガリガリ君の製造元の赤城乳業が10円値上げに対するお詫びを上手に広告に落とし込み、「潔すぎる」と話題になった事がありましたね。
高田渡さんの「値上げ」がとてもいい感じでハマっていますのでぜひ。


赤城乳業は「あそびましょ。」という企業スローガンがあるそうで、
最近「当たりつきやめるのをやめました。」という広告もやられていましたね。
結果コロナ禍を経ての「交換手順」をしっかり伝えられる良い広告だなと思いました。


この商品を生んだ大元は何か?

記事の中で、メインの材料となる飯沼栗や、手作り、パッケージデザインやネーミング、価格決定の悩み、支援してくれた方々について触れられていますが、もちろんどれが欠けても出来上がらなかったのだと思いますが、
客観的に見た時にその全てを呼び寄せた大元となったのは、常陸風月堂さん(代表取締役 藤田浩一さん)のチャレンジ精神、勇気だったんじゃないかなと思いました。

私のポリシーは「とりあえずやってみよう!」です。

https://logmi.jp/business/articles/329147

もちろん常陸風月堂さんのこれまでの信頼があったからこそ、支援者の方々も力添えをしようとなったと思いますが、御本人のチャレンジ精神、勇気が周りを奮い立たせ引き寄せたんだろうなと思いました。

世の中には周りは助けたいと思っていても、
うまく変化の波にのれずお店を閉めてしまうパターンも多かれ少なかれ存在すると思います。
そんな時挑戦を共有しながら乗り越えていける環境は大切ですよね。
いろいろな思いが詰まった日本一高級な万羊羹、食べてみたいなと思いました。



今日は地域企業にも関わるニュース、事例として
「日本一高い栗羊羹」を発売した理由を紹介しました。


もっと楽しんでもらえるように、走りながらチューニングしていくので、
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それではxau!


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